2025夏@北飯豊・頼母木TIME[2]

2025夏@北飯豊・頼母木TIME[2]_f0234982_13525662.jpg
at 5:05 a.m. on August 23, 2025@頼母木小屋



2025夏@北飯豊・頼母木TIME[2]_f0234982_13525503.jpg
眼下に雲海が広がるなか、朝の光がテン場に届きました。

2025夏@北飯豊・頼母木TIME[2]_f0234982_13525564.jpg
では、準備ができたら、今年の西暦の山・北股岳(標高2025m)目指して出発しましょう。

2025夏@北飯豊・頼母木TIME[2]_f0234982_13525577.jpg
ひと登りし、小屋の先の丘から見下ろしましたが、ヌプカ2がいいアクセントとなって絵になりますねー

2025夏@北飯豊・頼母木TIME[2]_f0234982_13525644.jpg
背後には翌日登る予定の鉾立峰と朳差岳がくっきり。

2025夏@北飯豊・頼母木TIME[2]_f0234982_13525668.jpg
ほどなくして頼母木岳に到着です。

2025夏@北飯豊・頼母木TIME[2]_f0234982_13525636.jpg
この先、猛烈な西風が吹きつけ、まっすぐ歩くのも大変なほどでした。

2025夏@北飯豊・頼母木TIME[2]_f0234982_13525646.jpg
途中、振り返ると歩いてきた登山道がはっきりと見通せましたよ。

2025夏@北飯豊・頼母木TIME[2]_f0234982_13532882.jpg
手前が梶川尾根で、その奥に見えているのが飯豊本山っぽいですね。

2025夏@北飯豊・頼母木TIME[2]_f0234982_13532926.jpg
依然として風は強いままですが、めげずに先を目指します。

2025夏@北飯豊・頼母木TIME[2]_f0234982_13532844.jpg
再び来た道を振り返りましたが、広がりある光景を目の当たりにすると、ようやく飯豊に来られたことを実感しますね。

2025夏@北飯豊・頼母木TIME[2]_f0234982_13532822.jpg
すぐ先が地神(じがみ)山山頂でした。

2025夏@北飯豊・頼母木TIME[2]_f0234982_13532849.jpg
左奥が飯豊本山、右奥が北股岳っぽいですが、山頂の雲が気がかりです。

2025夏@北飯豊・頼母木TIME[2]_f0234982_17072679.jpg
梶川尾根との分岐を過ぎ、さらに進むと鞍部に梅花皮(かいらぎ)小屋が見えてきました。
つってことは、小屋の下に小さく見える雪渓は、石転び雪渓の最上部でしょうか。

2025夏@北飯豊・頼母木TIME[2]_f0234982_13535310.jpg
そうこうしているうちに、門内小屋が近づいてきましたよ。

2025夏@北飯豊・頼母木TIME[2]_f0234982_13535393.jpg
小屋の奥に見えるのが門内岳のピークのようで、屈強っぽい女性2人組が写真を撮り合っています。

2025夏@北飯豊・頼母木TIME[2]_f0234982_13535212.jpg
我々も門内岳まで進みました。

2025夏@北飯豊・頼母木TIME[2]_f0234982_13535277.jpg
さあ、残すは北股岳への登りだけですが、山頂の雲は取れそうにありません。

2025夏@北飯豊・頼母木TIME[2]_f0234982_13535230.jpg
この分では眺望が期待できそうにないので、ま、ゆっくり行きましょう。

2025夏@北飯豊・頼母木TIME[2]_f0234982_13535357.jpg
雲が勝るか、青空が勝るか、ちょうどせめぎ合っているようですね。

2025夏@北飯豊・頼母木TIME[2]_f0234982_13541306.jpg
ちょっとだけ期待していましたが、結局ガスガスの山頂に到着です。

2025夏@北飯豊・頼母木TIME[2]_f0234982_13541368.jpg
まずは記念に三角点タッチでも。

2025夏@北飯豊・頼母木TIME[2]_f0234982_13541381.jpg
山頂標識の標高を見て、「なーんだ、2025mないんだから今年の西暦ではないじゃない。プンプン」と妻。
一般的に標高は小数点以下を四捨五入するのを知らないあたり、さすがはなんちゃってWV部員ですな。

2025夏@北飯豊・頼母木TIME[2]_f0234982_13541350.jpg
僕は腕時計の高度計を「2025」と調整し、登頂を祝ってパチリ。

2025夏@北飯豊・頼母木TIME[2]_f0234982_13541397.jpg
せっかくなので北股岳山頂から飯豊本山や大日岳方面の稜線を見通したかったですが、
時折、石転び雪渓の末端らしき様子がうっすら見える程度で、眺望はほぼナシ。
「またおいで、と山に言われていることにしよう」と妻と話しながら行動食をモグモグ。

2025夏@北飯豊・頼母木TIME[2]_f0234982_13541315.jpg
そのまま山頂に居座っていると、こんな装備の方(我々より明らかに年長の登山者)が現れたので、
「石転び雪渓を登ってきたんですか」と訊くと、「うん、雪が薄かったから大変だったけど」とのこと。
「で、何時に出発したんですか」と尋ねたところ、飯豊山荘を出たのが午前5時頃だそう。
「えっ、今9時半だから、4時間半しか経ってないのに、もうここにいるんですか」と驚いていると、
「ま、そんなところだね」と事もなげに言い放ち、そのまま颯爽とガスの中へ消えていきました。

2025夏@北飯豊・頼母木TIME[2]_f0234982_13543232.jpg
「スゴイ人がいるもんだなぁ」と感心しながら、我々はテン場へ戻ることに。

2025夏@北飯豊・頼母木TIME[2]_f0234982_13543279.jpg
すると登山あるあるですが、青空が広がり、山頂に立つ人の姿まで見えるほどに。

2025夏@北飯豊・頼母木TIME[2]_f0234982_13543119.jpg
「ま、こればかりは仕方ないね」とか話しながら、再び視界の悪い道を歩いていると、
すぐ近くから「グゲェー」だか「グウォー」だか、大きなうなり声が我々の耳に。
 ◇◇◇
一瞬、大きな声の雷鳥かと思いましたが、飯豊に雷鳥がいるワケないし、
だったらクマじゃないのとなり、鈴を鳴らしたりホイッスルを吹きながら通過です。

2025夏@北飯豊・頼母木TIME[2]_f0234982_13543136.jpg
門内小屋の小屋番さんに「ギルダの池付近にクマは出ますか?」と尋ねると、
「聞いたことないけど、声がしたならそうかもね」とあいまいな返答でした。

2025夏@北飯豊・頼母木TIME[2]_f0234982_13545842.jpg
それはそうとして、花期はすっかり終わったものと勝手に思い込んでいましたが、
意外にも多くの花が咲いていましたね。これはオヤマリンドウでいいのかな。

2025夏@北飯豊・頼母木TIME[2]_f0234982_13545820.jpg
おそらくタカネマツムシソウ。

2025夏@北飯豊・頼母木TIME[2]_f0234982_13545865.jpg
コチラは咲き残りのイイデリンドウと信じたいっ

2025夏@北飯豊・頼母木TIME[2]_f0234982_13543131.jpg
で、暑い暑いとボヤいてばかりですが、稜線では秋の装いも始まっているようでして。

2025夏@北飯豊・頼母木TIME[2]_f0234982_13545858.jpg
気づけば青空が広がってきましたよ。

2025夏@北飯豊・頼母木TIME[2]_f0234982_13545808.jpg
山歩き中、何度も見かけて癒されたハクサンシャジン(ツリガネニンジン?)。

2025夏@北飯豊・頼母木TIME[2]_f0234982_13545866.jpg
この風景がガスガスじゃなくてよかった。

2025夏@北飯豊・頼母木TIME[2]_f0234982_13552096.jpg
飯豊本山(たぶん)が見送ってくれるようです。いずれ、また。

2025夏@北飯豊・頼母木TIME[2]_f0234982_13552067.jpg
ずいぶんノンビリしながら頼母木小屋の手前まで戻ってきました。
 ◇◇◇
この日は土曜日で、奥胎内ヒュッテと登山口を結ぶ乗合自動車の運行日でもあるので、
足の松尾根を登ってきた登山者自体多そうで、予想通りテントも増えています。

2025夏@北飯豊・頼母木TIME[2]_f0234982_13552062.jpg
ともあれ無事にテン場へ戻ってきたので、まずはヌプカ2をトントン。

2025夏@北飯豊・頼母木TIME[2]_f0234982_13552046.jpg
行動食だけではお腹が空いてしまったので、すかさず僕はいそいそ。

2025夏@北飯豊・頼母木TIME[2]_f0234982_13552097.jpg
いつもより具多めのビーフンができたので、ついでに昼ビーもいっちゃいましょうか。

2025夏@北飯豊・頼母木TIME[2]_f0234982_13554383.jpg
で、まずは妻がズルズル。
僕が子どもの頃、「私作る人、僕食べる人」なんてCMが流れていましたが、ウチは逆ですね。

2025夏@北飯豊・頼母木TIME[2]_f0234982_13554322.jpg
で、食べ終わって飲み終わったら、そのまま居眠りしちゃう人(笑)

2025夏@北飯豊・頼母木TIME[2]_f0234982_13554271.jpg
いつまでも居眠りしているワケにもいかないので、テントに戻って着替えを済ませ、
汗ばんだ面々を干しましたが、この場所が風の通り道なので、よく乾くこと。
 ◇◇◇
前日の汗まみれ分もあり、あまりに汚れまくったズボンは頼母木水で洗っちゃいましたが、
それでも夕方にはすっかり乾いたので大助かりです(…ついでに髪の毛も洗いました)。

2025夏@北飯豊・頼母木TIME[2]_f0234982_13554278.jpg
とまあダラダラしているうちに日が傾いてきたので、そろそろお手軽夕食の準備でも。

2025夏@北飯豊・頼母木TIME[2]_f0234982_13554379.jpg
担ぎ上げてきた黒ビール(一番搾り)も飲んじゃいますよ。

2025夏@北飯豊・頼母木TIME[2]_f0234982_13554329.jpg
お湯で溶いただけのミネストローネスープも思いのほかおいしかったりして。さすがは無印良品。
2023年夏に三伏峠で隣り合わせたエアライズのお姉様から「全部常温で大丈夫だから無印はオススメよ」と教わりました)
2025夏@北飯豊・頼母木TIME[2]_f0234982_13560288.jpg
近所のセブン-イレブンで見つけた炭火鶏肉は…ちと微妙でした(-_-)

2025夏@北飯豊・頼母木TIME[2]_f0234982_13560286.jpg
あっという間にビールを飲み干し、早くも焼酎お湯割りTIMEに突入です。

2025夏@北飯豊・頼母木TIME[2]_f0234982_13560205.jpg
なんだか外が騒がしいので、テントからのそのそ出てみると、小屋泊の方々が沈む夕日に見入っていました。
日没後、僕は星空撮影に挑む予定でしたが、なかなかクリアにならなかったので、諦めて床に就きzzz…
by nandakadays | 2025-09-02 18:00 | TREKKING | Comments(2)
Commented by amitsuka1210 at 2025-09-03 06:14
なんだかさん、おはようございます    克です

自分の読みはハズレましたね
それにしても灼熱の飯豊でのデカザック、流石です!

頼母木のじゃぶじゃぶで生き返るなんだかさんが目に浮かびます(笑)
 
あと、奥様にはちゃんと詫びをいれておいて下さいね
自分達の印象が悪くなってしまいます。。。

今年の西暦の山としてノーマークでしたが、自分達が帰りに入浴した梅花皮荘で結構大きく宣伝してたものですから(汗)
続きを楽しみにしてます♪
Commented by nandakadays at 2025-09-03 08:48
克さん、おはようございます。
飯豊本山や大日岳へは行かず、頼母木小屋でウダウダしていましたが、
速報画像から頼母木小屋泊を言い当てたんだから、もうビックリでしたよ。
それにしても、頼母木小屋はまさしく「飯豊のオアシス」でしたね♪
 ◇◇◇
今回、ほかにも2ヶ所ほどテン泊登山の候補地があったのですが、
お二人の北飯豊レポを拝見し、「北股岳に行くなら今年しかないね」となり、
遠征先を決めた次第です(僕は灼熱飯豊の洗礼をガッツリ受けましたが…)。
おかげさまで飯豊の雄大な稜線の雰囲気を夫婦揃って満喫できましたので、
お詫びどころか感謝してますんで、と拙妻も申しております。
 ◇◇◇
それより未踏の地神北峰~頼母木小屋間を先に歩いちゃってスミマセン(笑)
名前
URL
削除用パスワード
<< 2025夏@北飯豊・頼母木TI... 2025夏@北飯豊・頼母木TI... >>