![]() ![]() ◇◇◇ てなワケで、2025年夏の陣・第2弾として訪れたのは、念願の飯豊(いいで)連峰(…の一角)。 どのくらい念願かというと、2016年夏のエントリに購入間もない山と高原地図が写っているので、 その時点で行く気満々だったはずですが、悪天に遮られたり、あまりの猛暑に怖じ気づいたりと、 毎度計画倒れで、結局9年もの歳月を経過して、ようやく足を運ぶこととなった次第であります。 ![]() ◇◇◇ んでどうするかと考えたとき、百名山狙いではない僕にとり、最優先事項は飯豊本山登頂ではなく、 以前、なんかのTVで目にした、豊富で冷たい水を引いている頼母木(たもぎ)小屋でのテン泊でして、 いかにして頼母木TIMEを満喫するかを最優先に、今回の計画を練ることに。 ◇◇◇ その結果、初日は足の松尾根をひたすら登り、頼母木小屋でテン泊。 2日目はテントを張ったまま、今年の西暦と標高が同じと某サイトで教わった北股岳まで往復。 3日目は朳差(えぶりさし)岳まで足を延ばしてから、その日のうちに下山せずに、あえてもう1泊。 4日目はテントを撤収し、BAN-BAN号が待つ奥胎内ヒュッテまで下山することとしました。 [MAP COPYRIGHT:2016年版の山と高原地図/画像をクリックするとたぶん大きくなります] ![]() ちなみに出発時点での妻のザックの重量は約17kg、僕は25kg超でした。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 全身のありとあらゆる汗腺から噴き出す汗の量が、尋常ではなくなってきました…。 ![]() 「コレはあぶないゾ」と体温を下げるため、こまめにザックを下ろして休憩することに。 ◇◇◇ しかし、5~10分程度の休憩では表面的には体温が下がっても、深部体温は下がらないのか、 歩き始めるとすぐさま猛烈に汗が噴き出し、あっという間に危険ゾーンへ突入する繰り返しに。 当然ながら僕自身の体力も歩くごとに削られ、熱中症や脱水症状への懸念が現実的にチラホラ。 ![]() 目指す頼母木小屋(正式には頼母木山避難小屋)▼を見通す西ノ峰に、やっとのことでたどり着きました。 ![]() ![]() 僕は一般の方より心拍数が少ないので、ふだんは少し休むと呼吸が楽になるのですが、 今回ばかりはそうもいかず、休んでも呼吸がずっと荒いままなのも気がかりでした。 ![]() ![]() ◇◇◇ ほぼ熱中症&意識障害寸前だったのを自覚しながら、だましだまし登り続け、 ようやく主稜線に乗った安堵感からか、急に眠気が襲ってきました。 ![]() ![]() ![]() ![]() 小屋番さんに「テントを張るのに一番いい場所はどこでしょうか」と尋ね、 教えてもらった水場脇のフラットでフカフカなエリアにヌプカ2を張ることにしました。 ![]() 「テントの受付は後回しで、まずは頼母木水で冷えたビールをください」と伝えながら、 2缶分の代金を渡すと、「どうぞどうぞ、小屋も自由に使っていいですよ」と笑っておりました。 (スーパードライでなければなおヨシでしたが、この際そんなことは構っていられません) ◇◇◇ ちなみに、至福の缶ビーをグビグビしている僕を見ていた妻は、 「さっきまであんなにグッタリしていたのに、よく飲む元気があるなぁ」と呆れていたそう。 ま、僕からすると、小屋でのグビグビが心の支えだったので、外すワケにはいきません。 ![]() ![]() 「今どきのテントに比べて嵩張るし、そろそろ買い替えたら」と何度か口にしていましたが、 あちこちの山歩きで労苦を共にした思いやら、背負ってきた当人ならではの愛着があるので、 マウンテンダックスは潰れちゃいましたが、まだまだしぶとく使い続けるつもりですよー。 ![]() ![]() ![]() コチラは3日目に歩く予定の鉾立峰から朳差岳へと続く稜線で、朳差小屋▼もポツンと見えています。 ![]() ![]() ![]() 凝った献立を考える余裕がなく、お湯で温める食事が多くなってしまいましたが、ま、仕方ない。 ![]() 片や、拙担当のアルコールや酒肴の乾き物は、まあまあの充実ぶりでして、 TOAKSのスキットルには、目いっぱいシングルモルトを詰め込んであります♪![]() ![]() ![]()
by nandakadays
| 2025-08-31 00:00
| TREKKING
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