2022夏@荒川・赤石[3]

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at 4:50 a.m. on July 30, 2022@千枚小屋前



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30張程度のスペースがある千枚小屋のテン場で一夜を過ごしたのは約10張。
我々が撤収した時点で、すでに半分以上がテン場からいなくなっていましたが、ヘナチョコ隊は夜明けを待ってスタートです。

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出だしから妻はカラダが重いらしく、「はぁ」とか「ふぅ」とかボヤキ続けています。

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それでも登り続けていると、片側が明るく開けた地に出ました。

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振り返れば笊ヶ岳や青薙山の先に再び富士山がぽっかり。

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ほどなくすると、前方中央には赤石岳、その左奥に聖岳の雄姿が
初めて目にする雄大すぎる山容に、先ほどまでの不調も吹き飛び、妻もすっかり感激しているようです。

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今回、妻の体力不足やアクシデントがありながら、相当無理してここまでやってきただけに、僕も感激しきりです。

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そうこうしているうちに、最初のピークである千枚岳(2880m)に到着しました。ヤッホー!

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すると突然、「バンザイするから、後ろから撮って」と言われたので、よく分からないままパチリ。

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千枚岳の先の登山道は結構荒れ気味です。

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ウワサには聞いていましたが、前回通過に手こずった本ルート屈指の難所には、しっかりとしたハシゴがかけられていました。

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こうして見直すと、高さ10mあるかないかの短い垂直の壁ですが、重荷で後ろに引っ張られるので、
ハシゴなしでの下降は生きた心地がしなかったのを思い出します。

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後ろ向きでの下降はさらに続きますが、慎重に下ればモンダイありません。

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その先で、登山道は登り基調に変わっていました。

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途中、道を譲ってあげた軽装の高齢登山者と妻が何やら話しています。

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妻たちの視界の先には、さらに迫力を増した赤石岳がどかーん。
いやー、この光景を妻にも見せてあげられて、ホントよかった。

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あとは、今回のルート上で最高峰の荒川東岳へ向けて淡々と登り続けるのみです。

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するとそこに、雷鳥のヒナたちがひょっこり登場。警戒心ゼロの無邪気な姿がカワイイのなんのって。

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そんな様子を、少し離れた場所で母親が見守っていました。

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小ピークの丸山(3032m)を過ぎたので、気づけば標高3000m超の世界に突入です。

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荒川東岳が近づくにつれ、ゴロゴロとした大岩も増えてきました。

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そのまま、さっさとピークへ向かえばいいものを、僕も妻も眺めのよいポイントで立ち止まってばかりで、一向に前へ進みません。

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ま、いつまでも立ち止まっているワケにもいかないので、少しずつでも登っていかないと。

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そんなこんなで、タイミングよく誰もいない荒川東岳(3141m)に到着です。
 ◇◇◇
山頂の標柱には、前回はなかった「悪沢岳」のプレートが勝手にくくりつけられていましたが、
8年前のエントリでも少し触れたように、やっぱりこの山は「悪沢岳」のほうがお似合いかと。

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その辺にザックをおろし、周囲の山並みをパチパチ中。

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左手前の塩見岳越しに、南アルプス北部を見通しているところです。

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雲が浮かぶ伊那谷の先には中央アルプスが横たわっています。
その背後には御嶽山がチラッと見えていますが、8年前に悪沢岳から御嶽を眺めた数時間後、
甚大な被害をもたらした例の噴火が発生した記憶が、ここに立つと同時に甦ってきました。

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富士山方面はモクモクと雲が湧き始めているようです。
 ◇◇◇
その後、妻と一緒に三角点を探しましたが見つからないので、恒例の同時タッチはナシということで。

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荒川小屋側からの登山者がポツポツやってきたので、我々はそろそろおいとましようかと。

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正面に見える荒川中岳へ向けて、まずはガツンと下っていきます。

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赤石岳山頂付近に雲が湧き出したのが残念ですが、それにしても惚れ惚れする眺めですねー。

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足場の悪い急坂を下りきり、コルに到着しました。

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振り返ると、下ってきた道の荒々しさがよくわかります。

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引き続き、右上に見える中岳避難小屋を目指していきましょう。

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正面に小屋を見据えて黙々と登り続けますが、なかなか近づいてきません。

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ようやく中岳避難小屋に着きましたが、太陽に炙られ続けたので、すっかり汗だくです。

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小屋の前で小休止してから、裏手にあるピークへと向かいましょう。

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ほどなくして荒川中岳(3083m)に到着です。

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今度は山頂標識脇に三角点があったので同時タッチを。

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すぐに荒川前岳(右手)と荒川小屋(左手)の分岐に出ました。
念のため妻に「荒川前岳に行ってみたい?」と尋ねると、「行かなくていい」との答えが。
僕も同意見なので、わざわざ立ち寄らず、直接荒川小屋を目指すことにします。

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で、まさにココですよココ!!! 僕が妻に一番見せたかった場所が♪♪♪

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エントリ冒頭でちびまる子ちゃんが立っているのが、まさにこのあたりで、
「いつかあの光景を一緒に見られれば…しかも晴れているときに」と事あるごとに言い続けてきただけに、
長年の自分勝手な思いがようやく実現し、まさしく感涙モンであります…ウルウル。

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心の中でウルウルしながら鹿よけ柵を開け、さらに下り続けていきます。

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標高差450mの急坂を下り続け、やっとのことで今宵のテン場のある荒川小屋に到着です。
 ◇◇◇
前回はさらに赤石岳を経て、すでに小屋閉め後で水場もない百閒洞まで下ったんだから、
よくぞ歩き通したモンだと、我ながら感心しちゃいます(ま、すっかりヘロヘロになりましたが)

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本来であればテン場の正面に富士山が見えるはずですが、すっかり雲に隠れてしまいましたね。

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水場はテン場から1分ほどの場所にあるので助かります。

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ヌプカ2を張り終え、簡単に荷物整理も済ませたら、一角のベンチに陣取り、本日のおつかれさん会でも。

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前日同様、気が抜けた途端、お腹が空いてきたので、マルタイラーメンでも作りましょうかね。

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「うまいんだな、これがっ」(←和久井映見風に…古いか)

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妻は「山と高原地図」を広げ、今日歩いたルートを思い返しているようです。

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おつかれさん会を終え、テント内でごろ寝していたら、いきなり雨が降り始めましたが、
30分ほどで止み、気づけば小さな虹もかかっています。

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この日は土曜日ということもあり、椹島から荒川小屋まで一気に上がり、1泊2日で周回を企む猛者たちもチラホラ。
ま、それだけなら勝手にドーゾなのですが、声高に健脚ぶりを自慢しあうのは、どこか別の場所でお願いできればと。

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我々は白ワインをチビチビしながら、さほど会話もなく親子丼をモグモグ。
赤石岳を目にしながら好天下の稜線を歩けた幸福感に包まれながら、日没に合わせてシュラフに潜り込みました。
by nandakadays | 2022-08-05 20:00 | TREKKING | Comments(2)
Commented by amitsuka1210 at 2022-08-05 22:05
nandakaさん、こんばんは、雅です。
早速続々とUP、ありがとうございます。
いんや~、妻さん(名前が解らないので敢えて)、頑張りましたね~。
私も夫と数年前に同じコースを歩いたので
いんや~、改めてすんごいアップダウンだと思いました。
でも天気が良さそうで何よりです。写真が綺麗♪
ところで今回、軽量化によりヤカンはやめたんですかね(笑)
続き、楽しみにしています♪
Commented by nandakadays at 2022-08-06 10:21
おや珍しい、「夫」なんて呼んでいるの初めて目にしましたよ…うふふ。
健脚のお二人なら、きっと椹島から荒川小屋まで一気に上がっちゃうんでしょうけど、
ヘナチョコ隊は2日がかりとなりました。とはいえ、今回は毎日午後になると天気が崩れたので、
結果として午前中に稜線闊歩を愉しめるのんびり行程としたのは正解だったかもしれませんね。
 ◇◇◇
ところでヤカン不在に気づくとは、オヌシただ者じゃありませんな(笑)
ヤカン運搬は妻の担当でしたが、昨夏のテン泊後拙宅にやってきたチタンマグポット500 REDが
なかなかデキルやつで、なおかつスタッキングもしやすいので、直前でヤカンはやめました。
あとフライパンをやめたり、各々持っていたテルモスは1個だけにするなど、結構努力しましたが、
それでもまわりの面々より明らかにザックがでかいのは、いったいどうしたモンかと…いやはや。
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