牛奥&雁ヶ腹摺山

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at 7:00 a.m. on May 4, 2021@山梨県大月市大月町真木:大峠



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今年のGWは、昨年見合わせた雷鳥沢での雪上テン泊か東北被災地への車中泊旅を企んでいましたが、
直前になっても具体的な計画を立てられず、いずれも準備不足でやむなく断念。
(雷鳥沢は悪天だったみたいだし、宮城では震度5強でグラグラしたので、ま、結果オーライでしたが)
そんななか好天予報に誘われてやってきたのは、雁ヶ腹摺山(がんがはらすりやま)の登山口・大峠です。
 ◇◇◇
思い返せば、雁ヶ腹摺山を意識するようになったのは高校1年生のときだったかと。
当時は500円硬貨がまだ発行されておらず、ごく普通に流通していた500円紙幣裏面の富士山の図柄が、
この山からのものと知ったのがきっかけで、「いつか機会があれば」と思いつつ、気づけばすでに40年。
先延ばしにしているうちに、ずいぶん時間が経過してしまったモンです…いやはや(汗)

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てなワケで、大峠にあった地図を利用して今回のコースをご紹介。
 ◇◇◇
大峠から雁ヶ腹摺山を往復するだけでは、あっという間に終わってしまうので、
日本一長い山名という牛奥ノ雁ヶ腹摺山にも足を延ばすことにしました。

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出発前は、コースタイムの長い牛奥ノ雁ヶ腹摺山までを往復後、雁ヶ腹摺山へ向かうことにしていましたが、
生来の面倒くさがり屋の妻の性格を考えると、牛奥ノ雁ヶ腹摺山から大峠へ戻った時点で満足してしまい、
「雁ヶ腹摺山は次の機会に」とか言いかねないので、急遽予定を変更し、先に雁ヶ腹摺山を目指すことに。

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ほとんど下調べなしでやってきたので、現地で初めて知りましたが、歩き始めてすぐに「御硯水」という水場が。

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しばらく進むと、登山道に太陽の光が射し込んできました。

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このあたりも、ようやく新緑の季節を迎えるようです。

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極度の寒がりの妻にしては珍しく、早くも汗ばんできたようで、上着を脱ぎ始めました。

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とはいえ、この日の朝は霜柱も立ったようで、それなりに冷え込んではいるのですが、大丈夫か。

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再び歩き始めると、今度は南アルプス南部の峰々がひょっこり。
僕は毛無山に続き、2週連続でこの稜線を拝むことができ、それだけでなんだかうれしくなってきます。

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さらに歩くと、今度は城の石垣と見まがうかのような巨石が。

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気づけば、防火帯のような開けた場所にポンと抜け出ましたよ。

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広々として、気持ちのいい場所ですねー。

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そのまま登っていくと、おー、背後には見事な富士山がどっかーん

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登り詰めた先が、40年前から気になっていた雁ヶ腹摺山の山頂でした。

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山頂では、先客が真剣にパチパチ中です。

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ここ大月市では、富士山の眺望に恵まれた十二景を選んでいるそうですが、案内板を読んでみると、
僕はこれまで6ヶ所に足を運んでおり、今回の山歩きで2ヶ所増えるらしいです。

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実際にこの地に立ってみると、40年間の宿願をようやく叶えたという感慨はことさらなく、
束の間眺望を愉しんだら、この日の後半戦へ向け、大峠へといそいそ下り始めました。

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「ちょうどよい準備運動になったかも」と思いながらスタスタ。

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大峠へ戻ると、路駐の車がずいぶん増えていました。

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では、引き続き牛奥ノ雁ヶ腹摺山を目指してGO!

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雁ヶ腹摺山側にもありましたが、任意に登山者数をカウントしているようです。

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コチラの登山道は出だしが急らしいので、マイペースで一歩ずつエッチラホッチラ。

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小ピークの赤岩ノ丸を過ぎると傾斜が緩みましたが、台風禍なのか倒木もゴロゴロ。

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いつものコンデジが不調ゆえ、今回はミラーレスのAPS-C+53mm(35mm換算)のみで撮影。
F1.4の単焦点レンズの特性を活かし、途中で立ち止まっては開放でチョイと遊んでみたり。

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とはいえマクロは大したことないので、結局トリミングせざるをえませんが。

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ついでなので、思いつきで流し撮り風もパシャリ。

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ま、時にはこんな山歩きも楽しいモンですなー。

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とかなんとか遊んでいるうちに、主稜線に到着したようです。

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分岐からすぐの黒岳に立ち寄りましたが、眺望はほとんどないみたいですね。

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にもかかわらず、こんなピークに一等三角点が。フシギなもんだなーと。

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では黒岳を辞し、お愉しみの稜線闊歩へと向かいましょうか。

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登山道は自然林に遮られ、眺望がよいワケではありませんが、どことなくのどかな風情が漂っています。

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途中、川胡桃沢ノ頭というポイントで急に視界が開け、今度は南アルプス北部の峰々が。

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再び樹林帯を下り続けると、今度は広々とした草原に出ました。
この先の斜面を見上げながら、妻は「笠取山に似ているなぁ」と何度も呟いています。

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それにしても、ここも開放的で気持ちのいい場所ですねー。

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笠取山ほどの激坂ではありませんが、黙々と登っていきます。

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少々霞んでいますが、遠くに見えるのは乗鞍岳でしょうか。

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登り続けると、またしても背後には富士山がどっかーん

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なんかにぎやかだなと思っていたら、すぐ目の前が山頂でした。

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てなワケで、牛奥ノ雁ヶ腹摺山に到着です。ヤッホー!

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皆さん、この眺望を前にくつろいでいるようです。

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山頂からは、先月歩いた大マテイ山のある牛ノ寝通りの稜線が見えています。

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ではヘナチョコ隊も腰を下ろし、一服することにしようかと。

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まずはお湯を沸かし、カップ麺をモグモグすることに。

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我々がくつろいでいると、にぎやかだった面々が次々に下山していきました。
どうやら大菩薩峠側から周回しているらしく、下山口のバスの時刻が気になっているようです。

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すっかり静かになった山頂で、引き続きコーヒーでも淹れてのんびりしていこうかと。

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1時間以上のほほーんとしていると、富士山の山頂も靄がかかったようにボンヤリしてきたので、
この辺が頃合いかなと重い腰を上げ、大峠へ向けて来た道をトコトコ下っていきました。
by nandakadays | 2021-05-06 15:00 | TREKKING | Comments(0)
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