Em-Shelter

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ちょっと大きめのおにぎりサイズ?



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ムチウチ治療中の2018年3月のエントリで取り上げたピコシェルター
「おにぎりサイズのお守りギア」として、テン泊装備を持たない山歩きでは、
必ずザックに忍ばせていますが、先のエントリをご覧いただければ分かるとおり、
ガイラインやペグを正しく扱えなければ、いざというとき役に立たない懸念が…。
 ◇◇◇
そんなことを思っていた折に目に留まったのが、「エム・シェルター1」なるギア。
「緊急時に面倒なロープワークやペグダウンをしている余裕はないでしょ」という発想から、
広げて被るだけで自立するよう工夫を凝らした造りが気になり、半年以上思案の末ポチッ!

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ピコシェルターと比較して収納サイズがどのくらい大きいかが気がかりでしたが、ほんのひと回り大きい程度。
これなら携行するのも苦になりません(ちなみに重量はピコシェルターが120g、エム・シェルター1が170gです)

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コンパクトに畳めるよう、収納袋は2段締め仕様になっていました。

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で、地面にバサッと広げたところ。反対側も同じ造りになってます。

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説明書を読むと、いろいろな使用方法があるみたいですね。

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メインの使い方はこんなカンジ。
片側にザックを置き、反対側に座ることでテンションを保ち、空間が広がるようです。

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てなワケで、最近ご無沙汰のZ40くんにご登場いただきましょう(軽く荷物を詰めています)

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僕が中に入ると撮影できないので、向かって右側にZ40を置き、左側には三脚を入れてみました。

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上から見ると、対角線上にベンチレータがあるのが分かります。
この構造により、空気の流れを確保することで、結露を軽減できるのだとか。

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中に潜り込んで確認すると、Z40の上にはまだまだ余裕がありました。
ベンチレータがすぐ横にあるので、座った姿勢でも外の様子を窺いやすくなってます。

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説明書にはトレッキングポールも活用できるとあったので、ついでに試してみることに。
なるほど、空間がかなり広がり、居住性もグンとUPして、なかなか快適です

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なおポールの石突は床面のループに引っかけてテンションを確保する仕組み。よくできているなぁ。

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そもそもJuza(ジュウザ)なんてブランドを見たことないし、どんなモンかなと思っていましたが、
簡単ながらよく考えられた造りに心底感心。しかもMADE IN さいたま市とのこと…侮れないゾ。

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非常用のギアは、できることなら使わないに越したことはないので、
そんな道具にわざわざお金を払うのはもったいない気がして、ついつい躊躇してしまいますが、
ビーコン同様(持ってないけど)、安心のための投資と割りきり、今後山歩きに連れていこうかなと。
ま、この先もコイツにお世話にならないことを、願うばかりではありますが。
by nandakadays | 2019-12-20 15:00 | FAVORITE | Comments(2)
Commented by 目目連 at 2020-02-27 08:36
nandakadaysさん

はじめまして。
山道具ブログの『目目連』と申します。

このレポを拝見させていただき、大変わかりやすく、
多くの方々の疑問の良い参考になると思いまして、当ブログのレポ内で紹介させていただきました。

『私のザックの中身をちょっと ~冬山編』
https://mtngoods.blog.fc2.com/blog-entry-189.html

もし不都合がございましたらコメントください。
対処させていただきます。

このシェルターは私も愛用しています。
非常用はもちろんですが多くのユーザー同様、寒い時期や悪天時の『ごはん休憩』に何より重宝しています。

よろしくお願いいたします。
Commented by nandakadays at 2020-02-27 16:55
目目連さん、はじめまして。
 ◇◇◇
たぶん昨年の晩秋でしたか、BSで放送された故・宮田八郎さんの特集番組を観ていたら、
残雪期の奥穂で遭難した壮年男女2人組が、折り畳み傘の下に身を寄せ合っている悲惨な姿に衝撃を受け、
この状況では「ピコシェルター」を張るのも難しいだろうなと想像し(折り畳み傘よりはマシでしょうが)、
前々からずっと気になっていた「エム・シェルター1」を思わずポチッた次第です。
 ◇◇◇
試し張り以降、山歩きの際には毎度ザックに忍ばせているだけで、未だ実践投入の機会はありませんが、
持っているだけで安心感が違いますね。いざというとき頼りになる心強い相棒といったところでしょうか。
設営・撤収が楽なので、たしかに悪天時の休憩でも活躍しそうですね。いずれ試してみようかと思います。
 ◇◇◇
このたびは拙ブログに関心を寄せていただき、ありがとうございました。
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