2018夏@表銀座[1]

2018夏@表銀座[1]_f0234982_13424476.jpg
at 6:30 a.m. on August 18, 2018@長野県安曇野市穂高有明:中房温泉



2018夏@表銀座[1]_f0234982_13431484.jpg
JR大糸線穂高駅近くの無料駐車場にBabu号を停め、膝の上に28kgのザックを抱えた窮屈な姿勢で、
1時間半以上バスに揺られてやってきたのは、燕岳(つばくろだけ:2763m)登山口に当たる中房温泉。
 ◇◇◇
北アルプス屈指の人気エリアだけに、混雑を避け、本来は翌19日(日曜日)に訪れる予定でしたが、
立て続けに発生した台風19・20号の影響を回避すべく、お盆後半の週末混雑を覚悟で訪れた次第。
案の定、バスは数珠つなぎで何度も立往生を繰り返し、登山口到着は30分以上の遅れに。
それでも好天の登山口に立てたことをヨシとしなくてはいけないのでしょうが、登山者多いなぁ…。

2018夏@表銀座[1]_f0234982_13565382.jpg
今回、拙宅恒例・夏の家族旅行(!)に向け、拙妻から提示された条件は以下の3つ。
 ・今年登っていない北アルプス
 ・今年経験していないテント泊縦走
 ・自分だけ未踏の槍ヶ岳
で、最初に思いついたのは、2年前に予定しつつ、直前の僕の右足首捻挫で見合わせた槍・穂高縦走。
ただし、槍ヶ岳と穂高連峰の間には、難所で知られる大キレットがあり、僕の右手中指の不具合や、
トレーニング不足の妻の現状を考えると、無理をしないほうが賢明と判断し、この案は持ち越しに。
その代わりに浮上したのが、俗に「表銀座」と呼ばれる、燕岳から槍ヶ岳へと向かう人気の縦走路で、
個人的には、この「表銀座」というネーミングが気に入らず、ずっと避けてきたエリアなのですが、
調べてみると眺望はよさそうだし、そこそこ歩き応えもありそうなので、個人的な思いはさておき決定。
 ◇◇◇
初日は中房温泉から燕山荘へ向かい、テントを設営してから燕岳まで往復。
2日目は槍ヶ岳を眺めながら稜線を南下し、喜作新道を経て西岳でテン泊。
3日目は東鎌尾根をたどって槍ヶ岳に立ち寄ってから、槍沢をひたすら下り、
最終日はなだらかな道をだらだら歩き、上高地バスターミナルを目指します。
[MAP COPYRIGHT:ワンダーフォーゲル増刊・夏山JOY2015付録/緑色のベタ丸に「テ」とあるのがテント泊予定地]

2018夏@表銀座[1]_f0234982_13431235.jpg
てなワケで、急登で知られる(それほどでもないとのウワサも)合戦尾根をスタスタ。

2018夏@表銀座[1]_f0234982_13431290.jpg
休憩ポイントの人の多さに、この先が思いやられます。

2018夏@表銀座[1]_f0234982_13431313.jpg
懸念したとおり、登りも下りも渋滞中のようでして…。

2018夏@表銀座[1]_f0234982_13431384.jpg
高尾山並みの混雑ぶりに、もはや諦めるしかなさそうです。

2018夏@表銀座[1]_f0234982_13431335.jpg
それでも、スキを突いて上を目指すしかありません。

2018夏@表銀座[1]_f0234982_13431300.jpg
中間点を過ぎ、合戦小屋が近づいてきたようです。

2018夏@表銀座[1]_f0234982_13435250.jpg
合戦小屋の前も、かなりの人だかりができていました。

2018夏@表銀座[1]_f0234982_13435258.jpg
合戦小屋名物といえばスイカ。この価格設定はどうなんだか。

2018夏@表銀座[1]_f0234982_13435215.jpg
滅多にない機会なので、ヘナチョコ隊もまんまと商売に付き合うことに。甘くておいしかったので、ま、いいか。

2018夏@表銀座[1]_f0234982_13435226.jpg
スイカを平らげて再び歩き始めると、徐々に視界が開けてきました。

2018夏@表銀座[1]_f0234982_13435229.jpg
おっと、いきなり富士山と南アルプスが登場です。
先月末に2泊したばかりの北沢峠の凹みっぷりも、相変わらず見事なモンでして。

2018夏@表銀座[1]_f0234982_13435274.jpg
稜線の向こうからは、槍の穂先がコチラを覗き込んでいますよ。

2018夏@表銀座[1]_f0234982_13435339.jpg
頭上には、燕山荘(えんざんそう)と燕岳が覆いかぶさるように見えてきました。

2018夏@表銀座[1]_f0234982_13435141.jpg
あまりの人の多さに、ペースがまるでつかめないまま高度を稼いできたので、
思いのほか疲れが出てきましたが、テン場の混雑ぶりも気になるので立ち止まれません。

2018夏@表銀座[1]_f0234982_13443382.jpg
視界の先には、今回の縦走候補にも挙がっていた双耳峰の鹿島槍ヶ岳(中央左奥)がひょっこり。

2018夏@表銀座[1]_f0234982_13443242.jpg
前方にテン場が見えてきました。ようやく燕山荘に到着したようです。

2018夏@表銀座[1]_f0234982_13443247.jpg
槍ヶ岳を眺めるのは後回しで、まずは燕山荘に立ち寄り、テント泊の受付を済ませないと。

2018夏@表銀座[1]_f0234982_13443290.jpg
まだ午前11時過ぎだというのに、サイトはかなり埋まっています。

2018夏@表銀座[1]_f0234982_13443289.jpg
これぞツバクロの洗礼か、なかなか適地が見つかりません。

2018夏@表銀座[1]_f0234982_13443211.jpg
ちょっと傾斜していましたが、一番奥まった場所にスペースを確保し、ヌプカ2を広げていきましょう。

2018夏@表銀座[1]_f0234982_13443356.jpg
ここなら燕岳の眺望を楽しみながらテン泊TIMEを楽しめそう。
ひと通り荷物を整理してから、燕岳を目指すこととしました。
by nandakadays | 2018-08-23 18:00 | TREKKING | Comments(0)
名前
URL
削除用パスワード
<< 2018夏@表銀座[2] smoking >>