LOWA ♯ LOWA

満を持して、春の訪れとともにやってきました。



まずコチラは、2013年春以来、雲ノ平･赤石･剱･奥穂高･不帰ノ嶮･水晶･笠などなどで、
いつも苦楽をともにしてきた最強の相棒であるLOWA タホー プロ GT WXL。
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単にくたびれているだけならまだしも、すでに昨秋のエントリでも触れたとおり、
原因不明の水浸入に伴うシミ発生もあり、後継のテン泊用登山靴を模索すること半年。

意を決して取り寄せたのは、馴染みのあるタホーの2代目ではなく、
より一層ハイカットモデルのLOWA チベット GT WXL（左）であります。

タホーもチベットも、同じヌバックレザーでWXL木型を採用しており、
靴紐の最下段フック位置も変わらないので、履き心地はほぼ一緒なのですが、
正面から確認すると、なぜかラウンドラバーの幅がかなり違うようです。

よく見ると、靴紐のフックの形状も異なっていました。

ロゴマークが異なっていたり、くるぶし付近の縫い目位置の差もあったりしますが、
一番の違いは、タホーよりチベットのほうがフックが1段多く、そのため足首のカット位置が高いこと。
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ハイカットになったぶん重量も増し、当然歩きやすさは損なわれ、機動力は落ちるものと思われますが、
何より2年前の夏に3度繰り返した右足首捻挫の悪夢が、未だ脳裏から消えないため、
思案･熟考の末、再々々度の捻挫防止の観点から、足首を捻りにくいチベットを選んだ次第であります。

ま、歩きにくくなるとはいっても、雪山用のネパールエボと比べれば、
足首のカット位置はまだ低いくらいなので、気にするほどではないでしょう。
（先の蓼科山帰りのネパールエボは、汚れを落として陰干し中のため、靴紐なしでの登場です）

さてさて、ここで取り出したのはチベット用メンテナンス道具の数々。
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実はタホーに関してもメンテナンスしていなかったワケではなく、購入店で教えられたNIKA WAXを、
山歩きの前や後に塗り込んでいたのですが、どうやら効果が薄かったようで次第に表面がカサカサに。
もしかしたら、そんなことが水浸入の遠因になったかもと考え、ネットで「LOWA」を検索すると、
メーカーと競うように上位にランクされるBC穂高＠安曇野市からWAX加工お手入れセットを取り寄せ、
タホーの二の舞にならないよう、使用前から気合を入れてみました。ウリャー!

なんでもヌバックレザーに関してはWAX仕上げ3回塗りを推奨しているらしく、今日はその1回目。
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一応、事前に動画を見て手順を確認しましたが、加齢とともに記憶力が心もとなくなっているので、
手元の冊子マニュアルに肝心な点をマーキングしてから、いざWAX加工に挑んでみるとしましょう。
（ミンクオイルを塗り込んで、ブラッシングする程度だった牧歌的時代が懐かしく思い出されます）

てなワケで、マニュアルとにらめっこしながら、まずは片方（写真右）だけ初回のWAX加工を終えました。
加工前（写真左）と比較すると、なんとなくイイ感じになっているような気がして、早くも愛着が湧いてきます。

気づけば、拙宅にはLOWAの登山靴が4足も。
左から順に、チベット、バンテージ、 チェベダーレ プロ（拙妻用）、タホー プロといった面々ですが、
初LOWAのタホーはこれにて現役引退。5年弱の短い付き合いでしたが、本当におつかれさまでした。