PICOSHELTER

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March 6, 2018@小金井公園
 ◆◆◆
とんだ災難のもらい事故から昨日で丸1ヶ月。
相変わらずBabu号は修理中で未だ戻らず、僕の外傷性頸椎捻挫(ムチウチ)も未だ完治せずでして、
依然としてリハビリ通院中の身。そうこうしているうちに冬山の季節もそろそろ終盤の気配が…。




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山の上はさておき、平地ではすっかり春めいて暖かくなってきたので、
この機に試し張りでもしておこうかと取り出したのは、
カミナドームでおなじみ、ファイントラック@神戸のピコシェルターです。
 ◇◇◇
メーカーHPにも「おにぎりサイズのお守りギア」と謳っているとおり、
いわゆるツエルトでは確保されている最小限の居住性すらなく、
あくまで最低限の雨露をしのぐ程度の機能しかない代物なのですが、
登山者の少ない山での道迷いやケガで、やむなくビバークするときなど、
ザックの奥に忍ばせておけば、ちょっとした気休めにはなるかなと。
(ちなみに重量は120g。横に置いたiPhone7と比較すると、いかに小さいかが分かります)

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手持ちの細引を利用してもよかったのですが、ついでに高強度ガイラインも入手しておきました。

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まずは台形の本体をザバッと地面に広げます。

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天頂部端のループに、先ほどのガイラインをガースヒッチで固定しました。

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続いて、トレッキングポールのグリップに、クローブヒッチで巻きつけていきましょう。

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左右同じようにトレッキングポールを固定しました。

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ガイラインの先端をペグに引っかけ、自在を調整して張り具合を決めていきます。

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タープを張るのと要領は変わらないので、初めてにしてはうまく立ち上がりました。
ただし張ってある位置が高すぎるので、このままでは下辺がブラブラ浮いてしまっています。

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何も考えずにポールを目一杯長くしていましたが、取説には「100cm~110cm程度」と書いてありました。
上記の知ったかぶりのロープワークは、この取説からの盗用です。失敬(>_<)

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そんなことでトレッキングポールの長さを約100cmに縮め直しました。

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四隅をペグダウンし、頼りないながらも一応完成です…パチパチ

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ほぼ正面から見たところ。前面にはファスナーとドローコード付きのベンチレーターがあります。

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背面側に回り込むとこんなカンジ。ペグダウン用のループも、もう1ヶ所付いていますね。

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トレッキングポールがない場合には、このように立ち木にガイラインを結んで使用するのだとか。

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このような場合、僕の唯一得意とする自在結びが本領を発揮してくれるので助かります。

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とはいうものの、所詮この程度のスペースしか確保できません(-_-)

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ピコシェルター内に潜り込むと、天頂部内側にはカミナドーム同様、ダイニーマテープが施されていました。

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ベンチレーター越しに外の様子を窺いましたが、狭すぎてカメラを構えるのもひと苦労です。

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だいたい毎度ペグを持ち歩いているワケでもないので、非常時にはベンチレーターから頭を出し、
ポンチョのように使うのが現実的かも…と今回の試し張りを通じて、思い至った次第でありまして。

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ど派手なオレンジ色のピコシェルターをかぶったまま、セルフタイマーのシャッターを押していると、
近くに居合わせたご老人らが、僕のことを訝しげに見ていましたが、それもまあ仕方ないかと。
 ◇◇◇
それはさておき、ピコシェルターはあくまでお守りであって、今後出番がないことを願うばかりです。
by nandakadays | 2018-03-06 18:00 | FAVORITE | Comments(0)
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