初秋・悲喜こもごも

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もはや拙宅定番??



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先の山歩き後、LOWAのタホー プロ GT WTXの右足用に浮き出た妙なシミが消えず、どうしたものかと。
 ◇◇◇
思えば五色ヶ原から黒部湖へと下った際、テン場で靴を脱ぐと、珍しく靴下まで濡れていたので、
「いやあ、今日は汗をかいたなー」程度に思っていましたが、あのときすでに異変が生じていたようでして。
(毎度のことですが、浅い沢を見つけると流れに足を突っ込んだまま、ジャブジャブ顔を洗っていたし…)

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コチラが帰宅し、汚れを落とした直後の状態をスマホで撮影したもの。
この写真を、タホーを購入したさかいやスポーツ@神保町のベテラン店員に見てもらったところ、
「うーん、このような状態は初めて見たので原因が分かりませんし、仮に修理に出したとしても、
このシミが消えるかどうかは保障できません」との残念な返答が…。
ちなみにLOWAは、今季から国内での取扱代理店がイワタニ・プリムスに変更されましたが、
修理に関しては以前のタカダ貿易@京都のままらしく、そのあたりも厄介といえば厄介な気が。
 ◇◇◇
そこで自ら調べてみたところ、経年劣化に加え、僕の日頃のメンテナンスにも問題があったのか、
ゴアテックスのライナー部分に水が入り込み、乾かなくなってしまったのがシミの原因のよう。
それだけなら、単にシミを我慢すればいいのですが、どこかに水の侵入経路が生じているっぽく、
このままでは雨の日の歩行や浅い沢の渡渉などにも支障が出てきそう…ウムム、困った困った。

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2013年以来、苦楽をともにしてきた相棒タホーは、せめてもう1回はソールを張り替え、
この先もしばらく使い続けるつもりでしたが、早くも引退の瀬戸際に追い込まれた格好。
タホーを新調するか、タホーと同じ木型を使用したさらにハイカットのチベットにするか、
大いに迷うところですが、いずれにしろ今季は長期テン泊山歩きに出る機会もないので、
結論を来春に先延ばしし、当面は現状のタホーを騙しだまし使い続けることにしようかと。
 ◇◇◇
一方、この機会にさかいやスポーツでゲットしたのが、LOWAのバンテージ GT WXL(左)
日帰りなどの軽登山用には、2015年春にObōzのトラバースミッドなる靴を購入したものの、
思うように足になじまず、登山中の疲労も増すようになったので、近頃はタホーがフル稼働中。
そんなモロモロの反省を踏まえ、なじんだWXL木型のLOWAで統一することにした次第です。
(余談ながら拙妻のLOWA チェベダーレ プロはWXL木型に比べてかなりスリムな造りです)

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さてさて先の山旅でレンズバリアが半開きのままとなったG7Xは、症状が改善せず、やむなく修理へ。
この2年余りハードな環境で使ってきたし、修理代が嵩むようであれば買い替えも覚悟しましたが、
気になる代金は1万5500円+消費税とビミョーな金額だったので、とりあえず修理でしのぐことに。
 ◇◇◇
すると、思いのほか早くキャノンサービスセンター@新宿から完了通知が入り、引き取りにスタスタ。

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受け取ったその場で動作を確認してみると、光学ユニット自体を交換したらしく、
大小多くのキズが入っていたレンズも新品に(ほこりに見えるのは、天井ライトの映り込みです)。
「おー、これなら修理に出した甲斐があったかも」と喜んだ反面、
ワイド端の開放値がF1.8とはいえ、所詮コンデジ用ズームレンズの安さを痛感。ま、仕方ないか。

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せっかくなので駅までの帰路、NDフィルタをかましてスローシャッターでパチリ。
「新宿の目」に歩行者が吸い込まれていくような、不思議な写真が撮れました

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その後、目白に寄り道したついでに、オクトス@石川県羽咋市のアンテナショップへ初潜入。

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僕が立ち寄った一番の目的は、破産したマウンテンダックスのブランドを引き継いだオクトスで、
今夏も大活躍だった愛用テント・ヌプカ2の修理が、はたして可能か否かを直接尋ねることでしたが、
「当時のパーツもある程度残していますし、縫製関連でしたら私たちの本業ですから大丈夫です」
との心強い返事を頂戴。いやー、ありがたやありがたや。
 ◇◇◇
雑居ビル内の小さな店舗ながら、品揃えが興味深く、店員さんも親切でなかなかの好印象。
店内に並ぶNANGA@滋賀県米原市とのコラボ・シュラフあたりも大いに気になりましたが、
今日のところはスタッフバッグを購入し、おみやげに速乾タオルもいただいて、お暇しました。

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で、この日都心をウロウロした本来の目的は、蕎麦処・雙柿庵(そうしあん)@根津への訪問。
今春訪れたお蕎麦屋さん・満@松本に置いてあった名刺を頼りに、妻がこっそり予約を入れ、
拙誕生日の前祝いに連れていかれた次第…いやはや、酔狂で非日常な時間を堪能しました♪♪

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いささか強引ながら、悲喜こもごもつながりで、この際「トロバス」にも触れておこうかと。
 ◇◇◇ 
先の山旅で黒部ダムまでのアクセスに利用した関西電力のトロリーバスが、来年いっぱいで廃止とのこと。
立山黒部アルペンルートに格別の思い入れはなく、面倒な乗り継ぎや高額な運賃に不満が募るばかりですが、
いざ廃止と聞くと、少々淋しい心持ちになったりして(大観峰ー室堂間は「トロバス」が残るみたいです)。
by nandakadays | 2017-09-04 15:00 | NANDAKA | Comments(4)
Commented by DUCATI_SS904 at 2017-09-04 18:51 x
MountainDaxがオクトスが引き継がれているとは。
思えばこちらの試し張り記事で購入を決めたNupka2。
焼尻島や霧多布岬と強風の中でも活躍してくれています。

今はなきMountainDaxですがつい最近驚きの発見が。
じつは我が家で30年近く活躍しているキャンプ用具を入れるバッグですが
側面に小さくMountainDaxの文字が‥‥。
小さめタグに「outdoorsports woodchips by MountainDax」とありました。
当時気に入って3つも買い足していました。
いい商品作っていたんですねえ。
本当にビックリするやら嬉しいやらでした。

30年間手荒く使われてきましたがほころび一つもなく、
未だにこれ変えたいだけのモノに出会えておりません。
オクトスが引き継いでくれていてちょっとほっとしました。
いい情報をありがとうございます。
Commented by nandakadays at 2017-09-04 22:44
オクトスといえば、そもそもネットショップのイメージが強かったのですが、
マウンテンダックスブランドを引き継いだり、実店舗を展開するようになり、去年から気になっていました。
ちなみに今回初入手したオリジナルのスタッフバッグですが、無難ながらいい出来です。
 ◇◇◇
霧多布岬の太平洋に面したテン場は、僕も泊まったり、強風で撤退したりと、いろいろ思い出深いところです。
ロケーションもさることながら、利用料がタダであることも含め、いかにも北海道らしい場所ですね。
Commented by DUCATI_SS904 at 2017-09-05 17:29 x
次ぎに上京したときオクトスのショップにも行ってみようと思います。

焼尻島も霧多布岬も海の絶景が捨てがたく、何度も訪れてしまいます。
そこに尾岱沼青少年旅行村を足して、私の海のキャンプ場ベストスリーです。
本当はかもめ島も入れたいところですが‥‥。

再コメント失礼しました。
Commented by nandakadays at 2017-09-05 22:50
フト思ったのは、焼尻・霧多布・尾岱沼を正しく読める道外の方って、どの程度いるのかなと。
いずれも入力すると、ちゃんと変換されるので、さほど気に留めることもありませんでしたが…。
 ◇◇◇
ちなみに尾岱沼といえば即座に思い出すのが「浜の湯」。北海道屈指のお気に入り公衆浴場でして、
10ン年前に編集した書籍の表紙にも登場いただきましたが、今なお変わらず健在なのでしょうか。
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