高峰・黒斑[4]

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表コースをさらに登り詰めていくと、視界の先に4人の登山者の姿が…。
ここまでトレースがなかったので、先行者がいるとは思いませんでしたが、あれれ??



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なんて不思議がっていると、不意に雪に埋もれた避難壕がひょっこり。

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その先の小ピークを越えると、槍ヶ鞘を示す標識が見えてきました。
となると、先ほどの4人組は中コースから登ってきたのではないかと。
 ◇◇◇
そんな推測はさておき、前方の右側が切れ落ちた崖上がトーミの頭で、
そのまま左へとゆるやかな稜線をたどった先が黒斑山のようですが、
本来ここから姿を拝むことができるはずの浅間山の姿はどこにもなく…。

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ひとまず鞍部へ下ると、やはり中コースとの分岐がありました。
ここまでチェーンスパイクで登ってきましたが、トーミの頭手前の急斜面に備えて、
アイゼンに履き替える必要があるのですが、ここが思案のしどころです。
 ◇◇◇
というのも、時間的にも体力的にも、黒斑山まで往復する余裕はあるものの、
そもそもヘナチョコ隊はピークハントを目的としていないこともあり、
視界が悪いのに登り続ける必要もなかろうと判断。ここから下山することにしました。

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チェーンスパイクのままでも難なく下山できそうですが、せっかくなのでワカンを使ってみようかと。

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ワカンに履き替えていると、浅間山が申し訳なさげに裾野だけをチラリと見せてくれました。

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中コースに足を踏み入れると、事前情報とは裏腹にトレースがくっきり。
うーん、事前情報というのも、なかなかアテにはなりませんなぁ。

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単にトレース上を歩いているだけではもったいないので、
時にはコースを外れ、深い新雪の上をワカンでガシガシ下っていきます

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しばらく下ると、スノーシューが4人分デポしてありました。
やはり先ほどの4人組は中コースから登ってきたようです。

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僕だけワカンで遊んでいるのも申し訳ないので、後半は妻にバトンタッチしました。

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「いやー、これは楽しい」と歓声を上げながら、ズンズンと深雪に分け入っていきます。

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そうこうしていると、スキー場が近くに見えてきました。ゴールも間近のようです。

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駐車場では、Babu号が洟を垂らして待っていてくれました…スマヌ。

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小諸の町へと駆け下り、汗を流してから帰ろうと、高台の日帰り温泉に立ち寄ったところ、
黒斑山(左)と浅間山(中央奥)が、雲をまといながらも、うっすらと姿を見せていました。【了】
by nandakadays | 2017-02-10 12:00 | TREKKING | Comments(0)
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