生レバ納め

生レバ納め_f0234982_22543126.jpg
May 30, 2015@吉祥寺



 ◆◆◆
今週、何がショックだったかといえば、口永良部島の爆発的噴火にも驚かされましたが、
厚生労働省が飲食店での豚の生レバー提供を、6月中旬以降禁止すると発表したこと。
(口永良部島を2度訪れたことのある妻は、大噴火も相当ショックだったようですが…)
 ◇◇◇
元々レバーが苦手だった我々が、好んで豚のレバ刺しを食べるようになったのは、
拙ブログでも何度か触れてきたもつ焼きカッパ@吉祥寺での出合いがきっかけ。
以降、顔を出せば必ず口にした、あの至福の味が、まさか金輪際食べられなくなるとは…。

生レバ納め_f0234982_22543958.jpg
てなワケで、土曜午後のカッパへ急遽いそいそ。
午後4時30分の開店までまだ30分以上あるというのに、すでに長蛇の列が。
レバ刺し目当ての客が押し寄せるだろうことは想像していましたが、これほどとは。

生レバ納め_f0234982_22544659.jpg
で、開店間際には80人近く並んだ行列の先頭に立っているのは、先ほど到着したばかりの拙妻。
実は土曜出勤の妻から「今日は早めに帰ることにしたからカッパへ行くゾ」との急な指令があり、
使い走りの僕が、仕事そっちのけで大慌てで用意し、午後3時から並んで一番乗りをGETした次第。
 ◇◇◇
独り、文庫本を読みながら店先に並び始めたところ、古株店員の通称ギョロメが出てきて、
「もう並んでんの! まだ3時だよ」と言うので、「いやー、レバ刺しがなくなると聞いたんで」と答えると、
「今までで一番早いよ」とあきれ顔。吉祥寺屈指の行列店で史上1位というのも悪くないなと思いつつ、
「やっぱ、レバ刺しやめちゃうんですか」と尋ねると、「うん。まいっちゃうよね」と寂しそうな様子。
臭みのまったくないカッパのレバ刺しは、丁寧な仕事ぶりの賜物で、店の代名詞的存在だっただけに、
当事者たちにとっては、我々以上に計り知れないショックだったことだろう。んー、なんだかなぁ。

生レバ納め_f0234982_22545459.jpg
ともあれ、これまでで最長の1時間半待って先頭で入店。
最近はレバ刺しだけでなく、常連さんたちのマネをして頼む「レバのチョイ焼き」にはまっていましたが、
こちらも加熱不十分とのことで、間もなくメニューから消えてしまうのだとか…。やりきれないッス。

生レバ納め_f0234982_2255213.jpg
もちろん店がなくなるわけではないものの、この味を堪能できるのも、たぶんこの日が最後。
いつも以上にしこたま食べ、最後の1串をじっくりと噛みしめてから、そっと店をあとにしました。
 ◇◇◇
さらば生レバ。ごちそうさまでした。


by nandakadays | 2015-05-31 00:00 | NANDAKA | Comments(0)
名前
URL
削除用パスワード
<< Babu de 泡の湯[前] 三分咲き >>