立山・五色ヶ原[5]

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ザラ峠に立ち、来た道を振り返ると、獅子岳からの長く急な下り坂が初めて見通せました。




 ◇◇◇
昨秋NHK BSでON AIRされ、今夏にも再放送されたばかりの『北アルプス 山岳古道を行く』を観て、
明治初期、長野側と富山側を結ぶザラ峠越えの交易の道「信越連帯新道」があったことを知り、
訪問を愉しみにしていましたが、実際に自分で足を運んでみると、こんな山深い地を人間だけでなく、
塩を運ぶ牛までもが往来していたとは、いやはや驚くばかりでありまして…。
(現在の平ノ渡[たいらのわたし]の箇所に以前あった、黒部川にかかる吊り橋の写真などもあり、なかなか興味深い番組でした)

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では五色ヶ原へ向けて、最後の坂を登っていくとしましょう。

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ひと登りすると木道が現れました。視界が悪く、あたりの様子が分かりませんが、五色ヶ原の末端に着いたようです。

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直接テン場へ向かいたいところですが、その前に五色ヶ原山荘に立ち寄り、まずは受付を。

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大した傾斜ではありませんが、あとは平坦な道だけと勝手に思い込んでいたので、これが結構堪えます。

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残念ながら再びガスが立ち込め、直前まで山荘の存在に気づきませんでした。

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んっ、先ほどより見通しがきくようになってきましたよ。

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すると、妻が山荘前に立った途端、ガスが消え去り、いきなり視界がクリアに。
どんな秘術を用いたのかは分かりませんが、おそるべきオバハンパワー(?)であります。

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術の如何はさておき、ずいぶん山深い地にやってきたことを実感します。

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受付を済ませ、10分ほど離れた場所にあるというテン場へトコトコ。

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木道脇には「これぞ五色ヶ原!」的な光景が随所に広がっています。

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立ち止まってばかりで、一向にテン場にたどり着きません。
(前から思っていることですが、ファインダーを覗かずに写真を撮っている姿は、なんともマヌケだなと)

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水場と古ぼけたトイレのみの広々としたテン場には、先客が2張ありました。

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石が多くゆるやかに傾斜しているので、広さのわりには適地は少なく、
張る場所を慎重に見極めたうえで、ヌプカ2を組み立てていきます。

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五色ヶ原には、やはり青い空と白い雲がお似合いのようでして。

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向こうに見える先客のおじさんは、薬師岳を越え、スゴ乗越からやってきたのだとか。
早めに到着した登山者の強みで、ベンチ付の最もフラットな場所を確保していました。

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結局この日は合計6張で、ヘナチョコ隊以外は全員男性ソロ。さすがは秘境です。

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テント内からは、いい具合に裏銀座縦走路の稜線が見通せました。

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なかでもツンと尖った烏帽子岳(標高2628m)が、ひときわ異彩を放っています。

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右側の大きな赤牛岳(標高2864m)の左奥に見えるのが裏銀座縦走路。
その稜線からちょこんと突き出ているのが…おっとっと、槍の穂先ではないですか。なんだか感動

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日没までにはまだたっぷり時間がありますが、酒でも飲みながら、
のんびり夕食の支度でも始めることとしましょうかね。

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妻が僕に背負わせた食材袋の中からは、酒欲をそそる品々がゾロゾロ。

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とりあえずロッキーカップでジュウジュウしてから、味見でパクリ。んまいっ!

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西の空の雲が消えず、豪快な夕焼けは拝めませんでしたが、三ッ岳界隈はいい具合に色づいていました。

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そういえば獅子岳山頂で不具合が生じたコンデジは、結局レンズバリアが閉じないままフリーズ。
この2年余、相当酷使してきたので仕方ない面もありますが、何もこんな山中で壊れなくても…(>_<)

by nandakadays | 2017-08-27 20:00 | TREKKING | Comments(0)
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