鷲羽・水晶・黒五・笠[5]

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at 3:45 a.m. on August 5, 2017@双六池テント場:ヌプカ2前室
 ◇◇◇
夜明け前、去りゆく星が瞬くなか、槍ヶ岳を目指す登山者のヘッドライトが稜線を照らしていました。



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明るくなると、視界の先には今日歩く稜線が浮かび上がっています。

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山旅も後半戦の4日目。
荷物をまとめて歩き始めると、早速笠ヶ岳(右奥:2898m)がくっきりと見えてきました。

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んでもって、稜線に上がると槍・穂高連峰がドーン!

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前方には乗鞍岳(手前左)や御嶽山(中央奥)の姿も。
御嶽山から黒っぽい噴煙が上がっているので、「えっ、再噴火?」と仰天しましたが、どうやら見間違いのようです。

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笠ヶ岳へと続く稜線のはるか右奥には加賀の名峰・白山が浮かんでいました。

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僕は名残惜しく、双六のテン場と鷲羽岳をパチリ。

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早朝に双六小屋を出発し、鏡平経由で新穂高へと下る方々で、雪田上はプチ渋滞中です。

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3日前に通った弓折岳分岐(弓折乗越)では、多くの登山者が名残を惜しんでいました。

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ヘナチョコ隊は鏡平へ下らず、そのまま笠ヶ岳方面へ。

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先ほどまでの喧騒が消えた静かな稜線を、槍を背に黙々と進んでいきます。

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左を向けば、北穂高岳(左)から涸沢岳(右)へと続く険しい稜線と、
逆光で細部が見にくいですが、僕など近寄ることすらできない滝谷(たきだに)の大岩壁が目の前に。

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弓折岳(2588m)への分岐が見えたので、ちょっこし立ち寄っていこうかと。

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誰もいない山頂からは、双六岳の稜線の奥に、昨日行きそびれた黒部五郎岳のピークがちょこん。
再訪を果たせなかったのは至極残念ですが、急な予定変更により今日この登山道を歩けているので、
「気難しい五郎さんのおかげで、笠ヶ岳に行けることになりましたよ」と報告しておきました。

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弓折岳からは大ノマ乗越へ一度下り、大ノマ岳(2662m)へ向けての厳しい登り返しが待ち受けています。

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写真で見る目以上に勾配がきつい道でしたが、GARMINで随時心拍数をチェックすることで、
一定のペースを保つよう心がけ、歩幅も意識的に狭くしながら着実に標高を稼いでいきました。

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気づけば、前方には夏山らしい雲が早くもモクモク。

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大ノマ岳から来た道を振り返ると、五郎さん(左)の全容がより鮮明に。さらに中央奥には薬師岳の姿も。

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目の前には、まだ気の抜けない稜線が控えていました。

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大ノマ岳から大きく下った先に広がるのが、カール地形の窪地に当たる秩父平です。
居合わせた高齢者グループの一人曰く、「オレの学生時代は、ここはテント場だったんだよ」とのこと。
年齢から察するに、半世紀ほど前の記憶のようですが、今なおここに来られる健脚ぶりに感心しました。

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秩父平からカール地形を登り詰める道は、1年前に歩いた涸沢のザイテングラートと似た雰囲気です。

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少し登ると、岩に腰かけて、何やら困惑気味のおじさん3人組がいました。
聞けば、一人の方の靴底がはがれてしまったとのことなので、山中でのこうした緊急事態に備え、
ふだんから応急処置用に持ち歩いている結束バンドをザックから取り出し、数本差し上げました。
 ◇◇◇
「ただし小屋に着いたとしても、結束バンドを切らないと靴は脱げませんよ」と僕が言うと、
連れの陽気なおじさんが「コイツだけ立ったまま寝てもらうよ」と瞬時に返し、一同大笑いです。

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急登はなおも続きましたが、そろそろ主稜線に着きそうです。

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振り返ると、先ほどのおじさんたちも応急処置を済ませ、どうにか歩き続けているので、ひとまず安心しました。
by nandakadays | 2017-08-12 18:00 | TREKKING | Comments(2)
Commented by qjoo at 2017-08-12 21:21
こんばんは!
今一杯飲みながら、写真を眺めております。
いつものことですが、良い写真ですね。(^O^)/
確かに歩いたコースなんですけど、こんなところは?
あ~~覚えていない、、、思い出せない、、、。
本当に行ったのか?すらあやふやな感じで、、、
でも行ったことは間違いないし、、、。
夏のアルプス登山、、、自営業のため、、、
今年のお盆休みは無し!となりました。(>人<;)


Commented by nandakadays at 2017-08-13 09:12
双六・三俣界隈は以前足を運んでいるため、見慣れた感もありましたが、
笠へと向かう稜線は、我々にとって初めて足を踏み入れた地でしたので、
槍・穂や五郎さんの眺めも含め、新鮮な驚きの連続で、存分に愉しめました。
次回は笠ヶ岳にたどり着きますので、ご記憶呼び起こしの一助になればと。
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