2016夏@不帰嶮[4]

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at 4:30 a.m. on August 20, 2016@後立山連峰 天狗平(標高2730m)
 ◆◆◆
入山以来続いた曇天&視界不良の鬱憤を一気に晴らすような、見事な夜明けの予感です。



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たっぷり2日分の雨を吸ったテントを詰め込んだ拙ザックはかなりの重さですが、
山歩き最終日の本日は、難関「天狗の大下り」&「不帰嶮」が待ち構えているので、
今一度気を引き締め直してから、いざ天狗平を出発します。

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稜線へと向かう途中、来た道を振り返ると、天狗平にも朝の光が届き始めたようです。

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そして稜線からは、待ちに待った剱岳の雄姿が…ただただ感動。

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ほどなくすると、我々の場所にも朝日が射し込んできました。

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前方左手に不帰嶮と唐松岳・五竜岳・鹿島槍、中央奥には槍・穂高連峰が登場です。

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早朝の「天狗の頭」(2812m)で、今一度じっくり剱岳と向き合ってみたりして。

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「天狗の頭」を越えると、すぐに「大下り」が始まると勘違いしていましたが、
実際には、まだまだ下り基調のゆるやかな稜線が続いていました。

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「天狗尾根」と呼ばれる心地よい天空の散歩道をスタスタ。

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すっかり上機嫌のまま、剱・月・僕の影の3ショットをパチリ

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「あー、気持ちいい♪♪」と浮かれまくっておりましたが、
油断しすぎたようで、何の変哲もない石につまずき、9割方快復していた右足首をグギッ。
 ◇◇◇
先月上旬の常念岳で捻挫し、下旬には日光白根山で悪化させたものの、
今月上旬歩いた涸沢・奥穂ではどうにかなったので、少し慢心していましたが、
難所を前にして捻挫を再々発させるとは、浮かれすぎの自分が嫌になります…トホホ。

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と、半ベソをかいているうちに、本日前半の正念場「天狗の大下り」が登場。
足の感覚が変わるので本当は装着したくなかった足首用サポーターですが、
事前に施したテーピングだけでは不安が残るので、やむなく着けることに。

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そんな僕をあざ笑うかのように、いきなり鎖場の洗礼が!
右足を地面につくたび、にぶい痛みを感じますが、このまま我慢するしかありません。

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それでも正面で剱岳が見守ってくれていると思うと、力が湧いてきます。

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さらなる鎖場では、うっかり滑り落ちないよう、慎重に慎重に。
 ◇◇◇
上部からの落石の危険もあるので、本来「天狗の大下り」手前でヘルメットを装着するべきでしたが、
今となっては傾斜が急で、ザックを下ろすことすらままならないので、進む以外に選択肢はなく…。

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気づけば「不帰嶮」(一峰・二峰・三峰の総称)と唐松岳が目の前に迫りつつあります。

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ようやく「天狗の大下り」も終わりが近づいてきました。
「天狗の頭」からここまで、一気に標高差400mを下ったことになります。

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「不帰キレット」とも呼ばれる最低鞍部で、ようやく荷を下ろすことができました。
ともあれ「天狗の大下り」をクリアし、ホッとひと息です。

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下山時に利用する八方尾根の先には、白馬村の町並みが広がっていました。

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さて、「不帰嶮」を前に、ここでヘルメットをかぶることとしましょう。

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簡易ハーネス用に、僕は長めの150cmダイニーマスリングを用意しました。

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一方、妻は遠くの鎖にもカラビナが届くよう、120cmのスリングに60cmのスリングをプラスしてみました。

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てなワケで、まずは「不帰一峰」の急な岩場に取り付くことに。
 ◇◇◇
先の奥穂高岳や昨夏の剱岳で、一般路の岩場歩きは経験済みの妻ですが、
いずれもテン場に荷物を置いて、身軽なサブザックだけで登ることができたので、
「テント泊装備で岩場を登るのが、こんなに大変だったとは」と驚いた様子です。
 ◇◇◇
片や僕は、依然五十肩が治らず、右腕は水平から30度程度しか上がらないため、
ホールドを確保して体を引き上げるだけでひと苦労。なんとも情けない始末です。

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立ちはだかる最大の難所「不帰二峰北峰」(左)と「不帰二峰南峰」(右)の大迫力に圧倒されそうです。

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一方、「不帰一峰」の危険箇所は、意外にも前半の岩場部分だけでした。

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下りだけでなく、登りで踏ん張る際にも右足首が痛むのには参りましたが、まずは「一峰」を制覇です。


by nandakadays | 2016-08-25 18:00 | TREKKING | Comments(0)
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