2016夏@不帰嶮[3]

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天候・時間・体力のいずれにも余裕があれば、白馬岳(2932m)へ立ち寄ろうと思いましたが、あいにくのガス。
僕も妻も、白馬岳にはそれぞれ若い頃に白馬大池側から登っているので、今回は迷わずパスです。



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稜線に着いた時点で天気が崩れていたら天狗平まで行かず、頂上宿舎裏手でテン泊するつもりでしたが、
しばらくはどうにかなりそうな気配なので、予定どおり天狗平まで歩くことにしました。

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とはいえ、後立山連峰主稜線にはガスが立ち込め、楽しみだった眺望は得られないまま。
加えて午後3時以降は降雨予報も出ているので、あまりノンビリしていられません。

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時折ガスが消えかかるものの、それ以上はなかなか見通すことができず…。

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白馬三山の一つ・杓子岳(2812m)には立ち寄らず、巻道をスタスタ。

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小刻みなアップダウンに疲れが増してきましたが、雨が気がかりで休んでいられません。

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ようやくのことで、白馬鑓ヶ岳への分岐に到着しました。
背後の小さな道標に「不帰嶮」とあるのを見つけ、早くも感慨無量です。

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分岐から2分ほどの場所にある白馬鑓ヶ岳(2903m)山頂からは、白馬岳の眺めがよかったはずですが、
いきなり見通しがきくような強運は持ち合わせておらず、あたりは相変わらず真っ白のままです(涙)

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気を取り直し、テン場のある天狗平を目指しましょう。

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すると、登山道のすぐ脇に、悪天を告げる使者(?)・ライチョウの姿がひょっこり!!

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人間は危害を加えないと認識しているのか、近寄っても逃げようとしません。

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天狗平に建つ天狗山荘にたどり着くと、ライチョウ出現にもかかわらず、上空にはわずかに青空も。

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と油断したのも束の間、テントを張ろうとしていると、いきなり激しい雨が降り出しました。
やはり「ライチョウを見かけると天気が崩れる」との俗説は正しいのかも??

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これ以上雨がひどくなる前にと、大慌てでヌプカ2を張り終えた途端、今度は一転して青空が。
張るのを優先したため、服もザックもすっかり濡れてしまいましたが、これもまた山の洗礼かと。

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汚れた手や汗まみれの顔を洗おうと水場へ向かったものの、水量はほんのわずか。
小屋の方によれば、ここも例に漏れず雪渓が小さく、9月の登山シーズン終了まで枯れないよう、
元を絞って、これ以上水を出さないようにしているのだとか。今年はどこも受難みたいです。

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素人目には、まだ雪渓に余裕がありそうですが、そんなモンなんでしょうか?

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August 24, 1993@後立山連峰 天狗平
 ◇◇◇
帰宅後に古い写真を引っ張り出すと、ちょうど23年前の今日、偶然にも同じようなアングルで、
天狗平の雪渓が写っておりましたが、たしかにこの年は雪渓上に登山道があることを考えると、
温暖化の影響もあるとはいえ、今年の雪渓の大きさは、1993年に比べて相当小さいようです。
(グラサン姿のセルフィーでスカしているのは、若気の至りということで何卒ご容赦を…汗汗汗

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なんてブツクサ言っていると、またしても雨が降ってきたので、小屋併設の自炊スペースへ退散です。

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売店も兼ねた小部屋ですが、テン泊組も24時間出入り可能で、しかもなかなか快適です。
そういえば白馬岳頂上宿舎前にいたパトロール隊員に、「今日はどこまで?」と声をかけられ、
「天狗平です」と答えた際、「あそこは自炊部屋もあるし、いいところだよ。それに比べて唐松は…」
とつぶやいていたのを思い出しました。

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風雨はさらに強まり、初稜線泊となるヌプカ2の状況が気にかかりましたが、
落ち着くまでテントには戻らず、自炊スペースの一角を借りて、この日の夕食を済ませました。

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濃い霧で視界は数メートルしかありませんが、雨が止んだタイミングを見計らってテントへと戻り、
ガイラインの緩みがないかや、水はけの具合などを確かめてから、天井を見上げて寝床にゴロリ。
相当疲れているはずですが、正念場の明日の天気が気にかかり、なかなか寝つけませんでした。


by nandakadays | 2016-08-24 18:00 | TREKKING | Comments(0)
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