2016夏@不帰嶮[2]

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at 5:00 a.m. on August 19, 2016@白馬尻小屋前(標高1560m)
 ◇◇◇
前日からの水没危機をどうにか乗り越え、無事に2日目の朝を迎えました。
雨を含んでずっしり重くなったヌプカ2を畳み終え、大雪渓へ向けて出発です。



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本来であれば大雪渓歩行の起点になる(らしい)ケルンを過ぎても、それらしい雰囲気はありません。

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雪渓末端部は大きく崩落し、近づくのも危なそうです。

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ルート上にはこんな注意書きも。

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見上げれば、たしかに落石の巣といえそうな脆い斜面が。

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とはいえ、ザレ場の登りは踏ん張りがきかず、思うように前へ進みません。
前日、「大雪渓歩きに比べて、1.5倍は時間がかかると覚悟してください」
と例のパトロール隊員が忠告してくれた意味が、ここに立つと理解できます。

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雲の多い朝でしたが、大雪渓本体に差しかかった頃、折よく青空が広がりました。

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この辺で4本爪の軽アイゼンを取り出し、LOWA TAHOEの土踏まず部分に取り付けます。

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で、そろりそろりと雪渓上へ。

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クレバス(雪の割れ目)への注意を促す看板も置かれています。

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たしかにうっかり落ちると、簡単には這い上がれないほどの深さがありました。

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クレバスを避けながら、僕も一歩ずつ上へ。

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束の間の青空も、あっという間にガスが覆い隠していきます。

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例年であれば、大雪渓歩きは2時間程度らしいのですが、今回はわずか30分で終了。
近くにいた年配女性が、「せっかく意気込んできたのに残念だわ」とボヤいていましたが、
雪が少なかったのはここに限らないので、潔く気分を切り替えるしかありません。

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案の定、雪渓上部の崩壊っぷりもかなりのものです。

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またしても落石への警鐘を鳴らす看板が現れました。

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警告に従い、休まず先を目指しましたが、どこまで歩いても「葱平(ねぶかっぴら)」を示す表示は出てきません。

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仕方ないので、さらに上へと歩き続けることに。

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不意に、人影と妙な看板が現れました。聞けば前日同様、長野県山岳遭難防止対策協会の方で、
周辺パトロールとライチョウ保護のかたわら、登山者に高山植物の解説をしているのだとか。

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ここでようやくザックをおろし、しばし休憩することに。
妻が取り出した完熟キウイが、疲れた体に元気を与えてくれます。

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再び歩き出すと、ほどなくして白馬岳頂上宿舎が見えてきました。
白馬尻小屋からここまで、小屋泊装備で通常4時間30分のところを、
ザレ場通過込みで5時間でクリアできたので、まずまず頑張ったほうかなと。

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てなワケで、僕にとっては23年ぶりとなる後立山連峰の主稜線(2750m)に合流しました。
道標に刻まれた「唐松岳」の文字が感慨深い限りです。


by nandakadays | 2016-08-23 18:00 | TREKKING | Comments(0)
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