2016夏@不帰嶮[1]

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at 10:30 a.m. on August 18, 2016@長野県北安曇郡白馬村:猿倉登山口(標高1230m)



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さて、夏の家族旅行(!)後半戦の舞台に選んだのは、北アルプス屈指の難路である
後立山(うしろたてやま)連峰・不帰嶮(かえらずのけん/「不帰ノ嶮」と表記することも)であります。
 ◇◇◇
先の前半戦に選んだ涸沢・奥穂で好天に恵まれ、すっかり満足したヘナチョコ隊は、
次にのほほーんとできそうな北アルプスの某テント場を目指そうと企んでいたのですが、
暖冬の影響か、お盆明けには水場となる雪渓が枯れる懸念があるとの情報を入手。
そこで代わりとなる登山ルートを物色したところ、いったいどこで何を血迷ったのか、
のほほーんどころか、滑落の危険が伴う「不帰嶮」に目的地を変更することに…(汗)
 ◇◇◇
以前、旧拙ブログでも触れたことがありますが、僕自身は1993年夏以来の再訪。
妻にとっては、いわゆる「三大キレット」(大キレット・八峰キレット・不帰嶮)初挑戦になります。

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で、おなじみ「山と高原地図」を寸借し、今回の予定ルートをご紹介。
 ◇◇◇
初日は有名な白馬大雪渓への起点である猿倉から、1時間ほど歩いた白馬尻でテン泊。
2日目は初訪問となる白馬大雪渓を遡り、頂上宿舎のある後立山連峰の主稜線に到達。
杓子岳・白馬鑓ヶ岳を経たのち、天狗平でヌプカ2初となるアルプス稜線泊にチャレンジ。
最終日となる3日目は、急傾斜の天狗の大下りをクリアしたのち、核心部の「不帰嶮」に突入し、
唐松岳山頂を踏んでから、八方尾根経由で下山しますが、3日目の天候がすぐれない場合、
濡れた岩稜帯での滑落回避の観点から、白馬鑓温泉経由でエスケープすることとします。

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てなワケで、猿倉をのんびりと出発し、しばし林道をテクテク。

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林道が終わり、ゆるやかな傾斜の山道を歩いていくと、白馬尻小屋が見えてきました。

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「おつかれさん!」と言われるほど歩いていませんが、お出迎えの言葉に少しだけ心が高鳴ります。

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ところが、このあたりも極端に冬の雪が少なかったようで、肝心の雪渓はどこにも見当たりません。

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小屋では1000円で雪渓歩行用の軽アイゼンが売られていました。

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ここから先は安易に立ち入らないよう、かなり細かな注意書きが掲げられています。

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すでに12時を過ぎ、午後からは雲ゆきもあやしくなるとのことなので、
さらに上へ行かないよう、長野県山岳遭難防止対策協会のパトロール隊員が登山者を説得する様子も。

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今のうちにテントを張ろうかと思っていると、早くも激しい雨が降り始め、小屋の軒先に緊急避難です。

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そんななか後着の男性が、雨にもめげず、我々が張ろうと思っていた場所にテントを組み立てていました。

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小止みになったタイミングを見計らって、我々も近くにヌプカ2を張り終え、ようやくひと息です。

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気を揉んで疲れたので、まずは小屋の生ビールをグビビ

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テキトーな格好で猿倉から大雪渓を見にきたオネエチャンたちは、立ち入りを止められ不服そうです。

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断続的に雨が降るなか、荷物を取りにテントへ戻ると、いつの間にか前室が水浸しに!!

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大した雨量ではないのですが、このテン場はびっくりするくらい水はけが悪いよう。
慌ててミニスコップを取り出し、排水用の水路を掘ろうとしましたが、地面が硬くて思うようにいきません。

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「いったい何をやってんだか」と虚しくなりましたが、やれるだけの対策は施し、
これ以上雨足が強くならないのを願いながら、早めに夕食を済ませておこうかと。

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僕が雨対策で四苦八苦している間に、小屋の軒先で妻が夕食の準備をしていてくれたので、
芋焼酎のお湯割りをすすりながら、鍋をハフハフしたり、ソーセージをジュージューしたり。

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そういえばパトロールの隊員も「今日はヤマテンの予報が外れたなぁ」と漏らしていましたが、
長丁場となる明日の晴れ予報は果たしてどうなるやら、気を揉みながら初日の床に就きました。


by nandakadays | 2016-08-22 18:00 | TREKKING | Comments(0)
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