続:蝶・常念[5]

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常念岳山頂でのぜいたくなひとときを終え、荷物を置いた分岐に戻ってきました。
山頂との標高差1500mの三股へ向け、気を引き締め直して下り始めます。



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遠目にはなだらかに見えた前常念岳への稜線ですが、意外に岩が多いようです。

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んんんっ、視界の先で何やらガサゴソ動くものが!

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おー、なんと国指定特別天然記念物の雷鳥ではないですか♪♪
一緒にちょこまかしていたヒナたちは茂みに隠れてしまいましたが、
親鳥は周囲を窺い、僕が近づいてもなかなか逃げません。

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しかし、雷鳥に逢うと天気が崩れるなんて俗説もあるので、
常念岳と穂高連峰に別れを告げ、先を急ぎましょう。

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焦る気持ちを嘲笑うかのように登山道は岩稜帯に阻まれ、小雨も降り始めました。

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不意に古ぼけた石室が現れたので、いつのまにか前常念岳を通り過ぎていたようです。
途中、岩に躓いて右膝を強打したうえ、裂傷を負った左手の出血もなかなか止まりません。

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そんな僕をさらに嘲笑うかのように、いっそう傾斜を増したえげつない岩稜帯が目の前に!

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必死に岩稜帯を抜けた先には、踏ん張りのきかないザレ場が!!

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再び現れた厄介な岩稜帯でモタモタしていると、屈強な若者にあっさり追い抜かれましたが、
この日会った下山者は彼のみ。後日判明したことですが、このルートは下山路としては好まれず、
主に登りに利用されるルートだとか(登りもキツそうではありますが、危険度は下がるのでしょう)。

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膝の痛みを我慢しながら下り続け、ようやく樹林帯にたどり着きました。

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とはいえ樹林帯の道もかなりの傾斜が待ち構える悪路でして、疲労も影響してか、
右足首は捻るわ、滑って尾てい骨をしたたか打ちつけるわで、痛いのなんのって(涙)

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どうにか長く厳しい下山路を歩き終え、沢の横でホッとひと息。
顔を洗うだけでは足りないので、頭からザブザブと水をかぶりました。

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今さらですが、すぐ脇には警鐘を鳴らす注意書きも。
たしかにある程度体力がないと、登り続けるのは難しいかもしれません。

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河原の岩に腰かけ、しこたまぶつけた膝の様子を確認したところ、
赤く腫れた程度でホッとしましたが、のちほどテーピング剝がすと青あざになっていました。

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体のアチコチをぶつけたり擦ったりして、まさに満身創痍ではありますが、
どうにか登山口の三股まで戻ってくることができました。
2年前の仇をとることができたのか、はたまた返り討ちに遭ったのかは微妙なところですが…。

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帰宅後、右足首は捻挫と診断。右膝と尾てい骨の強い痛みも依然消えぬままでして…アイタタタ。 【了】


by nandakadays | 2016-07-13 18:00 | TREKKING | Comments(0)
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