続:蝶・常念[1]

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at 5:00 a.m. on July 7, 2016@長野県安曇野市三股駐車場



 ◆◆◆
珍しく仕事が立て込み、拙ブログ更新もままならない日々を送っておりましたが、
いささか強引に時間を捻出し、2014年7月以来、2年ぶりにはるばるやってきたのは、
北アルプスの蝶ヶ岳(ちょうがたけ)・常念岳(じょうねんだけ)登山口の三股(みつまた)です。
 ◇◇◇
2年前の登山では、蝶ヶ岳のテン場で暴風に見舞われ、撤退を余儀なくされたため、
いずれ仇討ち(!)の機会を窺っておりましたが、今回ようやくそのチャンスが到来です。
ま、返り討ちに遭わなければいいのですが…。

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出発前日夕方に確認した、北アルプス南部エリアに関するヤマテンの予報は以下のとおり。
 ◇◇◇
「北陸地方に梅雨前線が停滞し、稜線や西面上部(拙註:槍穂稜線のこと)では風雨の荒れた天気に。
日中は梅雨前線の活動が弱まっていくため、雨は止んでいき、風も午後になるとやや落ち着いていく。
午後は、常念山脈や上高地など信州側山麓では天気が回復していく。
警戒事項:強風による転滑落、低体温症(午前)、視界不良による道迷い(午前)」
 ◇◇◇
前々日に確認したピーカン予報に比べると、かなりトーンダウンしており、
出かけるかどうか迷うところでしたが、すべての準備を終えていたので
「午後は、常念山脈や上高地など信州側山麓では天気が回復していく。」
のコメントを信じ、霧雨まじりのなか、テン泊道具を背負って予定どおり駐車場を出発です。

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駐車場から林道を800mほど歩いていくと、三股登山口(1350m)が見えてきました。

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こちらで登山届を出していきましょう。

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前回同様、登山口の概略図(地図右側が北)で今回の行程をご説明まで。
 ◇◇◇
まずは蝶沢を遡るように蝶ヶ岳へと向かいますが、今回はここでテントを張らず、
その日のうちに稜線をたどって常念岳を目指し、常念小屋まで下ってテント泊。
翌日、再び常念岳まで標高差400mを登り返し、前常念岳を経て三股へ戻ります。

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すぐさま蝶ヶ岳と常念岳への分岐が現れました。
明日はどんな状態でここへ戻ってくるのか、今は想像もつきません。

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2年前とは看板の掲げられた位置が微妙に異なっていますが、登山道途中の「力水」に到着です。

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ここの存在は覚えていたので、空の容器に「力水」2L分を給水しました。
単純に2kgほど荷物が重くなりましたが、神聖な「力水」だけに、パワーを与えてくれるかも??

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こちらも健在でした(笑)

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汗が噴き出すなか、ベンチの置かれた「まめうち平」にたどり着きました。
前回と同じ看板ですが、ここも位置がずれているようです。
霧雨は止んだようなので、ザックカバーはここで仕舞うことにしましょう。

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標高2000m地点までやってきました。
距離は約半分ですが、この先どんどん空気が薄くなり、体力的には厳しくなっていくので、
だいたい1/3程度歩いたとイメージし、残りの2/3へ向けて気を引き締め直していきます。

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一昨年のこの時期、雪に覆われていた沢には、一片の雪も残っていませんでした。

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上空を仰ぐと、稜線には無情にも濃い霧が立ち込めています。

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空を見るたび気持ちが凹むので、うつむき気味に高山植物なんぞ愛でながら、気分転換でも。

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ここでもイワカガミがお出迎えです。

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樹林帯を抜けると傾斜が緩み、稜線が近づいてきたようです。

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森林限界を超え、ハイマツ帯に足を踏み入れると、上空に青空が広がってきました。

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懐かしや、蝶ヶ岳ヒュッテが目の前に。

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暴風でTANI 2Pが潰されそうになったヒュッテ手前のキャンプ指定地を、しみじみと見渡しました。
午前10時すぎとあって、今はまだテントを張っている人はいないようです。
後方の小高い丘が蝶ヶ岳の山頂なので、何はともあれ、ひとまずあちらへ向かうこととしましょう。

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てなワケで、梓川から猛烈な風が吹き上げる蝶ヶ岳山頂(2677m)に到着です。
穂高連峰の稜線には厚い雲がかかり、2年前のような極上絶景とはいきませんが、
まさしくヤマテンの予報どおりの空模様に、ただただ畏れ入るばかりでありました。


by nandakadays | 2016-07-09 22:00 | TREKKING | Comments(0)
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