谷川・馬蹄形[6]

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さて、いよいよ谷川岳からの下山ですが、冒頭の[1]に記したとおりロープウェイが使えないので、
やむなく西黒尾根を下ることにしましたが、日本三大急登の一つ(異説あり)にも数えられる激坂ゆえ、
重荷で馬蹄形を踏破して疲労が蓄積している僕が無事に歩き通せるのか、不安は尽きません。



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直下には谷川岳肩の小屋が見えています。

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肩の小屋近くの雪田を横切り、いざ西黒尾根へと足を踏み入れました。

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見下ろすと、尾根に忠実に登山路が延びているのがよく分かります。
特に上部は滑りやすい蛇紋岩が露出した急坂とのことなので、慎重に下らないと。

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ほどなくして、氷河の跡という大きな一枚岩の上に立ちました。

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転ばないよう気をつけながら横へ回り込むと、その大きさがよく分かります。

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それにしてもえげつない傾斜ですなぁ。

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どうにか巌剛新道との分岐点にあたる「ラクダのコル」までやってきました。

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すぐ先の「ラクダの背」とか「ラクダのコブ」と呼ばれるポイントで一度ザックを下ろし、
見納めとばかり、西黒尾根越しに谷川岳を眺めてから、激坂下りの後半戦へと突入です。

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と、いきなりのクサリ場!

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ここにもクサリが!!

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まだまだクサリ場は続きます!!!

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どうにか難所を乗り切り、谷を挟んだ反対側に屹立する白毛門や笠ヶ岳を眺めてホッとひと息。

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と思いきや、まだまだクサリ場は終わっていなかったりして…(汗)
 ◇◇◇
それにしても西黒尾根のクサリ場は、かなりの急傾斜のわりにはクサリ末端が固定されておらず、
念のため簡易ハーネス用に持ってきた150cmのダイニーマスリングも、結局最後まで出番はナシ。
今回のように重荷を背負っていると、ことさら体が左右に振られるため、かなりの冷や汗モンでして、
加えて例の五十肩で右腕が上がらないため、下降途中で何度もアイテテ状態になりましたが、
手を放すと真っ逆さまに滑落するのは必至なのでそうもいかず、すっかり涙目であります…トホホ。

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クサリ場で悪い汗をたっぷりかき、かなり体力を消耗してしまいましたが、樹林帯に入り傾斜はひと段落。
あとはうっかり転ばないよう気をつけながら、長くて蒸し暑い登山道を黙々と下っていきました。

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あまりの暑さに、最後は飲み水も底をつきましたが、ひとまず無事に下山です。

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近くの急傾斜…ではなく休憩舎に立ち寄り、まずは水をゴクゴク。
ついでに施設内の鏡で自分の顔を見てみると、ブヨに嚙まれた左まぶたがプックリ腫れていました。
下山途中、「左目が見えにくいなぁ」と思いましたが、半分以上塞がっているのだから当たり前です。

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そんなこんなで、評判どおりのタフな縦走路を歩き通し、すっかり疲れてしまいましたが、
最も懸念していたケガもなく、スタート地点の土合橋駐車場にどうにかゴールです。
 ◇◇◇
この先、片目がほぼ塞がったまま関越自動車道を高速で走る不安は残りましたが、
町営温泉に立ち寄って山歩きの汗を流してから、安全運転で家路へと就きました。 【了】


by nandakadays | 2016-06-18 12:00 | TREKKING | Comments(0)
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