谷川・馬蹄形[3]

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山頂のお地蔵さんに挨拶し、標高差500mの清水峠へ向けて朝日岳をあとにします。



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山頂直下には大きな雪渓が残っていました。右奥の雲の合間に見えるのは越後三山でしょうか。

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まずは傷んだ木道の上を小気味よくスタスタ。

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名残惜しく振り返ると、先ほどとは雰囲気の異なるのびやかな光景が広がっています。

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近くでは、ミツバオウレンがひっそりと咲いていました。

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シャクナゲの花期は例年より早くに終わったようです。

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ジャンクションピークには巻機山(まきはたやま)方面を示す道標がありましたが、
よく見ると(難路 道ナシ)とあるので、かなりの上級者向けなのかもしれません。
この先谷川岳まで、縦走路は群馬・新潟の県境(いわゆる上越国境)をたどります。

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ゴゼンタチバナもアチラコチラに。

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長い下り坂にうんざりする頃、清水峠に建つ三角屋根の小屋(中央)が見えてきました。
右後方では「上越のマッターホルン」の異名をもつ大源太山(だいげんたやま)も顔を覗かせています。

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池ノ窪と呼ばれる湿地からは、谷川岳方面がいい具合に見通せました。

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途中かなりノンビリしましたが、午後2時には今宵の宿泊地・清水峠に到着。
手前の小さな建物が白崩避難小屋、後ろの三角屋根が東京電力送電線監視所です。
(柏崎刈羽由来の電気も、この送電線を通って関東へ送られていたのでしょうか)

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避難小屋裏手には、巻機山をバックに、立派な鳥居と祠も。

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避難小屋脇にも、テントを張れそうなスペースがありましたが、
僕は無人の監視所前にザックを下ろし、まずは水汲みへ出かけることに。

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ところが、ここ谷川連峰も冬の積雪が少なかったらしく、本来水を汲めるはずの沢が涸れています。
さらに奥へと水を探して歩き回りましたが、30分以上さまよっても、一滴の水すら見当たりません。

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今回、4.5Lの水を担いできましたが、この時点で残りはわずかに0.3Lのみ。
このまま水を飲まずに一夜を過ごすか、今のうちに2時間先の蓬峠まで歩き直すか、
思いがけず厳しい判断を強いられましたが、なかなか簡単には決断できません。
周囲を見渡すと、小さな雪渓らしきものが見えたので、一縷の望みをかけてそちらへ。

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あまり歩く人がいないのか、道は不明瞭で荒れ気味ですが、構わず先へと進みます。

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先ほどの雪渓の下方に着くと沢があり、どうにか水を確保することができました。助かったー。
その後、馬蹄形縦走路を僕とは逆回りに歩いてきた若い男性登山者が到着し、
今夜は白崩避難小屋に泊まるというので、分かりにくい水場の位置を教えてあげました。

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かれこれ1時間以上のロスとなりましたが、ようやくカミナドーム1を張ることができます。
人工物の前だけに味気ない気もしますが、そもそもここはキャンプ指定地ではなく、
適地として軒先を借りているようなものなので、つべこべ文句を言ってはいけません。

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なにしろ、正面にはこんな絶景が広がっているのですから

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試し張りのときに吊るしたロフトは、ヌプカ2のようにしっかりした造りではなく、
かえって天井が低くなるだけのような気もしたので、今回はあえて使わず、
その代わりに細引をテント本体側面に通して、荷物整理に活用してみました。

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僕の場合、タフな山歩きのあとは、いつも食欲が極端に減ってしまうので、
荷物の軽量化も考え、この日の夕食はお湯を注ぐだけの手抜きメニューに。

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とか言いつつ、軽量化はどこへやら、今回初めてコンパクトな折り畳みイスが登場です。
(マウンテンダックス取扱いだったスノーラインブランドを50%OFFで手に入れました)

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で、夕食後はイスに腰かけ、芋焼酎のお湯割りでも啜りながらのほほーん。
…のつもりでしたが、うっとうしいブヨの大群のしつこいことしつこいこと。
ブヨ対策として、連中が苦手なハーブ系スプレーやハッカ油を用意していたのですが、
一瞬たじろぐだけで執念深く僕を追い回し、気づけばアチコチ嚙まれてしまい、
おでこや耳のみならず、左まぶたまで嚙まれて腫れ上がり、男前(??)が台無しです。
 ◇◇◇
ともあれ外にいては連中の思う壺なので、傷口にムヒアルファEXを塗り込んでから、
やむなくテント内でお湯割りを啜るハメに…ヤレヤレ。

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日が暮れるとブヨどももどこかへ退散したので、薄暮の空を見上げてから早めに床に就きました。


by nandakadays | 2016-06-15 12:00 | TREKKING | Comments(2)
Commented by DUCATI_SS904 at 2016-06-15 16:25 x
花、きれいですね。
朝露?霧?に濡れた姿がすがすがしいです。
北海道の原生花園に咲くのとは、また違う風情ですね。
それに、こんな高山にもブヨがいることにビックリでした。
Commented by nandakadays at 2016-06-15 22:22
歩く先々で珍しい高山植物が出迎えてくれるので、
そもそも花への関心が薄い僕も、足を止めてばかりの山旅でした。
縦走後半の花々も粒ぞろいですので、引き続きご高覧のほど。
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