2015夏@剱[5]

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剱岳山頂で30分ほど過ごしてから、壮年登山者ご一行様のうしろで下山を開始しました。
剱岳では下山時の転倒や滑落が多いとのことなので、気を引き締めながら下っていきます。



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しばらく下ると鎖場が現れました。「カニのヨコバイ」への入口です。

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事前情報では、上り専用の「カニのタテバイ」よりも、下り専用の「カニのヨコバイ」のほうが難しいとか。
自分の順番が近づくにつれ、徐々に緊張感が高まってきました。

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「カニのヨコバイ」最大の難点は、1歩目の足場が目視できず、踏み出しにくいとのことでしたが、
先行者がいたおかげで思いのほか楽にクリアし、後続の妻に足の運び方を伝えてから先へ。

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すぐさま見えてきたのは、目が眩みそうな長ーいステンレス製のハシゴです。
うっかり踏み外すと命はないので、一歩ずつ慎重に下っていきました。

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次に立ちはだかるのは、行きにも苦労したスラブ状の岩壁「平蔵の頭」です。
帰路は往路以上にアップダウンの激しい鎖場を通過しなければなりません。

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鎖場の先は、両手両足を使いながら、這うように上を目指します。

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一難去ってまた一難。前方には「前剱の門」が見えてきました。

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ここも、往路とは異なる険しい鎖場を通らなければならないようです。

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緊張の糸を切らさぬよう、我々も岩場に取りついていきました。

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鎖場を抜け切っても、まだまだ難所は続きます。

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どうやら下山ルートは前剱のピークを踏まないようです。
振り返ると、頂上からここまでの難所の数々が、我々を見送ってくれているようでした。

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前剱から一服剱にかけては、浮石の多い急な斜面が延々と続いています。
下山時の事故が多発している箇所でもあるので、よりいっそう注意しながら高度を下げていきました。

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急坂のガレ場で転倒することもなく、一服剱までたどり着き、ホッと一服です。

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さらに剱山荘まで下れば、もう安心してもよさそうです。
ここでようやく、頭にかぶっていた頼もしきヘルメットをはずしました。
(往路復路とも、僕自身が難所通過中は撮影もままならないので、写真はありませんが、
実際に歩いた印象としては、もっと冷汗の連続だったと推察いただければよろしいかと)

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大いなる安堵感に浸りながら、夜明け前に通過した雪渓を歩いて剱沢へと戻ります。

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早朝、「無事に帰れますように」とひそかに思いながら出発した剱沢キャンプ場が見えてきました。
前夜に初めて泊まった地に過ぎませんが、どことなく我が家に帰ってきたような心持ちになります。

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下山途中、剱澤小屋で買っておいた缶ビールをすかさず開け、ひとまず登頂記念の祝杯です。グビビ♪♪♪


by nandakadays | 2015-08-14 20:00 | TREKKING | Comments(0)
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