房総めぐり [4]

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November 4, 2014@千葉県南房総市・道の駅和田浦WA・O!
 ◇◇◇
一夜明け、青空のもと、シロナガスクジラの巨大骨格標本(レプリカ)とご対面です。
なんでもここ和田町は、国内に残る数少ない捕鯨基地のうちの一つなのだとか。



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前日に続き、この日も海岸線をひたすら進み、まずは千倉の海岸へ。

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さらに南下し、やってきたのは房総半島の最南端・野島崎です。
もう少し鄙びた風情を想像していたのですが、江の島のような俗っぽい土産屋や食事処が並んでおりました。

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野島埼灯台の下に着きましたが、到着時刻が早すぎて中に入れません(午前9時開門とか)。

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灯台の脇へ回り込むと、その先には遊歩道が延び、心地よい園地が広がっておりました。
岬にやってくると、朴訥としたリコーダーのイントロと山本コウタローの抑揚のない歌声を思い浮かべながら、
ついつい「岬めぐり」を口ずさんでしまうのは、我々世代(の一部)特有の条件反射のようなものでありまして。

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てなワケで、灯台が見下ろすなか、房総半島最南端の地に到着です。

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灯台近くの建物に近寄ってみると、窓ガラスは割れ、廃墟のよう。かつて使われていた霧笛舎の跡だそうです。

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笑顔から察する限り、釣果は上々だったのでしょう。

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釣り人が陣取る岩礁の先には伊豆大島の島影がぽっかり浮かんでいます。

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続いて訪れたのは、東京湾の入口に突き出した洲崎(すのさき)です。
霞んでいるので「中吉」かと思いきや、目を凝らすと冠雪した富士山がうっすらと見えるではありませんか。

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階段を上り、東京湾の門番的存在でもある洲埼灯台へ(古い標識には「ノ」の字が入っておりました)。
ちなみに灯台の表記では「埼」の字を用いると、旅行ガイドブックの編集に携わっていた頃に知ったので、
今でも忠実に用字の使い分けをしております(笑)

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「屋久島の永田灯台の雰囲気に似ているね」なんて妻と話しながら、
僕はやっぱりここでも「岬めぐりのバスは走るー♪」と口ずさんでいたのでありまして。

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眼下には浦賀水道、そして対岸の三浦半島には4年前に訪れた剱埼灯台が、単眼鏡の奥で豆粒のように見えておりました。


by nandakadays | 2014-11-08 18:00 | JOURNEY | Comments(0)
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