2014秋@荒川・赤石・聖 [2]

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September 26, 2014@椹島(1120m)



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入山2日目の朝を迎えました。29kgのバルトロ75とともに、ようやく山歩きの開始です。
 ◇◇◇
当初の計画では、夏の家族旅行(?)がてらお盆明け頃に妻と来るはずだったのですが、
これまでも何度か触れているように、妻の腰痛が完治していないことから予定を変更し、
お気楽系の朝霧高原CAMPしらびそ小屋探訪に化けてしまった次第。
 ◇◇◇
その時点で、南アルプス南部探訪は、翌年以降に持ち越すことにしましたが、
僕自身はこの山旅に向け、朝RUNとかスクワットを続けてきたため、少々消化不良気味で、
円満なる家族会議(!)の末、結局、僕独りで現地へ向かうことに。
本来40代最後の山歩きになるはずでしたが、50代最初の山歩きとなったのであります。

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てなワケで、おなじみ「山と高原地図」を細工して、今回の予定ルートなんぞを。
 ◇◇◇
妻とのテン泊山歩きは、椹島を起点に荒川岳(3141m)赤石岳(3121m)をめぐり下山する予定でしたが、
単独行になったため、欲をかいてさらに聖岳(3013m)まで足を延ばし、3000m峰三座を一気に歩こうかと。
途中3ヶ所でのテン泊を挟み、反時計回りで椹島に戻る、3泊4日の行程であります。

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椹島の一角に鎮座する神社に軽く一礼してから、登山道へと入っていきます。

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結構揺れる吊橋を渡り、対岸へ。

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薄暗い樹林帯で待ち構えていたのは、巨石がゴロゴロと転がる急な斜面。
歩き始めたばかりで荷の重さにも慣れていない身には、キツイのなんのって。
正直、いきなり逃げ帰りたい気分になりましたが、さすがにそうはいきません。

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やっと見晴らしのある岩峰に登ったと思ったらこの看板。一気に気分が凹みました。

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ペースは一向に上がらず、息が上がりっぱなしでしたが、穏やかな光景にしばし心が和みます。

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この日、下界は秋晴れだったようですが、稜線には雲が湧き、眺望は今ひとつ。これだから山の天気は気が抜けません。

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相変わらずゆっくりしか歩けない僕を尻目に、朝一番の送迎車で椹島に入った小屋泊の健脚登山者が、
涼しい顔で一気に追い抜いていきました。あー、うらやましい。

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かなりバテながら、今宵のテン場がある千枚小屋(2565m)にやっとこさ到着です。

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で、別に飲まなくてもいいのに、本来は正面に富士山が見える席に陣取り、生ビールをぐびび。
生ビールが飲めるのも、近くまで林道が通じ、そこからロープで荷揚げできる立地ゆえなのでしょうが、
建て替え後まもない小屋の中は雰囲気もよく、ストーブの暖かさが冷えた体に沁みわたります。
つい気が弱くなり、このままこちらの小屋でぬくぬくしたい誘惑にかられそうになりましたが、
ほどなくすると小屋泊まりの登山者たちがぽつぽつ到着してきたため、入れ替わるように僕は外へ。

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小屋から少し離れたテン場には誰もおらず、木々に囲まれた奥のサイトにTANI 2Pを設営。
あたりにはガスも立ち込めているし、なんだかかなり侘しいゾ。

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雲の切れ間からは、時折うっすらと光が見えます。
明日は、今回の山歩きのメインである荒川岳赤石岳の縦走。晴れてくれるといいんですが…。


by nandakadays | 2014-10-01 18:00 | TREKKING | Comments(0)
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