しらびそTIME[2]

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沢筋を離れ、それなりの勾配に汗をかきながら40分ほど歩くと、不意に愛嬌のある道標がひょっこり。
何を思ったのか、妻は雨に濡れた道標の表面をこすりながら、
「これって2分じゃなくて、12分とか22分だったのが消えたんじゃないの?」と訝しがっていますが、
何しろ初訪問だけに、真偽のほどは不明。でも12分とか22分って、かえって半端なような…。



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とかブツブツ言っているうちに、ほどなくして煙突から白煙がたなびく小屋がひょっこり。

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どうやら「2分」が正しかったようで、念願のしらびそ小屋に無事到着であります。

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小屋に入り、到着した旨を告げてから宿泊者名簿に必要事項を記入していると、
愛想のいい初老の男性が、クマザサ茶となぜかかりんとうを手にのそのそ。
 ◇◇◇
「あの人が『森のくらし』に出てくる森のおじさんのモデルかな?」
「どう考えてもそうでしょ」なんて勝手な推測をひそひそ話しながら、
妻の電話に対応したと思しき女性の姿がないので尋ねてみると、
小屋のご主人の息子さん夫婦とお母さんが今朝までいたそう。
「私は手伝いの者で、本来は客として月に1回くらい来てるんですが、
ずいぶん付き合いが長いんで、小屋番を任されることも多く、
今朝オヤジさんを連れて登ってきたら、入れ替わりに下りちゃったんです」

とのこと。
ちなみに森のおじさんのモデルである高齢のご主人は、昼寝の真っ最中だとか。
ゆるいなー(笑)

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標高2097mに位置するだけに、8月だというのに昼間から薪ストーブが活躍中。
幸い、雨具を着込むほど雨には降られませんでしたが、
汗で濡れたシャツが冷えてきたので、この温もりがありがたい限りでありまして。

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長い冬に備え、小屋の外には、薪が大量に積まれていました。

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運転中にコンビニおにぎりを頬張ってきたので、腹は減っていませんが、
寒さ対策に持参のゆであずきを温め、こま切れの餅を放り込んでほっこり

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ひと息ついてから、小屋周辺の道(本沢温泉へ通じる登山道)をブラブラしてみました。

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ここにはかつて森林軌道が敷かれていたそうで、ところどころレールも残っています。

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山の夜は早く、午後5時半には助っ人の男性・首藤さん@埼玉県草加市が作ってくれた夕食も終了。
暮れゆくみどり池の向こうには、5年前に登った東天狗岳(2640m)がうっすらと姿を現しました。

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夕方に飛び込みでやってきた山ガールたち(!)も食事を終え、移りゆく山の様子を見つめています。

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暖かい小屋に戻ると、マイペース派の妻は、焼酎のお湯割りをすすりながら本を読み耽っておりました。
(このあと強い雨が降り出し、かすかに期待していた満天の星空は結局叶わず…でした)


by nandakadays | 2014-09-02 12:00 | TREKKING | Comments(0)
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